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ようこそ!迷宮闘技場へ!  作者: へたすん
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狼ライダー

サブタイトルと中身が一致しない場合があります。予めご了承ください(遅い)

ぽちにちょうどいいサイズの鞍を取り付けた後は走り回って確認しようと考えたが街中に急に狼が現れたら間違いなく騒動になるだろう

「迷宮内で試す?」

それがすぐに出来て簡単な方法だろう

「行ってまいります」

リリーが手早く跨ると地面に沈んで消えていった

「さて。値段の話をしましょう」

おっさんは…だめだ立ったまま気絶してる

「い、今のは?」

「魔法、ですよ。繋いだ場所と行き来できる…」

「戻りました」

若い兄ちゃんの背後から音も無く現れたリリー

「わぁ!」驚いて膝からころがり落ちる

「驚かすのも程々にしてあげてね。で、どうだった?」

「ごめんなさいね、つい。乗り心地は素晴らしいです」

「あの鞍、おいくらです?」

「あ、あぁ、買ってくれるのか?ちょっと待ってくれ」

若い兄ちゃんがおっさんに近付くとペチペチと頬を叩く

「おい親父。起きてくれ」

「あぁ…あん?何が起きた?」

「あれ、買ってくれるってよ!」

「俺はまだ夢を見ているんだな…きっとそうだ」

「夢じゃねえって!売れるんだって!」

そう言っておっさんのほっぺたをつねる

「いでぇじゃねぇか!」

「わかったらアレの値段付けてくれよ!」

「お前さんら、ほんとに買うのかい?」

ようやく意識がハッキリしたらしいおっさんが聞いてくる

「えぇ。ちょうど求めていたものですから」

「そうかい?そうだなぁ…850位にはしたいところだが…作ったのが半人前だ。430でどうだい?」

「じゃあそれで」

財布から代金を出して渡す

「たしかに」

「これで俺も1人前だよな!」

「なわけないだろう!まずは言われた通りの物をつくれってんだ」

おっさんの拳が綺麗に決まる

ふと壁の方を見ると車輪らしきものが転がっていた

「馬車の台車とかも作ってるんです?」

「あーそれなぁ…丈夫さには自信があったんだが揺れない方が良いって言われてな。今はもうやってないんだわ」

ふーん?これはもしかするとチャンスかな?

「リリー!」名前を呼びながらぱちんと指を鳴らす

「ハイッ」

ジャラジャラと硬貨の入った袋を取り出しておっさんに渡すリリー

「なんだ急に!こんな大金渡される理由なんてねぇぞ?!」

「依頼をさせてください。そこの蹲ってる彼に」

「な、何を作るってんだ?」

「もちろん、揺れない馬車ですよ?」

優希の顔はニッコリと微笑んでいた


「全く、とんでもねぇやつに目をつけられたもんだな」

「指名されたんなら1人前でもいいんじゃない?ねえ!?」

「まだ教えてねぇことは多いんだ。これを完成させる頃には1人前を名乗れるようにミッチリ鍛えてやらねぇとな」

ニヤニヤと笑いながら自分を超えていくであろう息子の肩をぽんぽと叩く

「は、ハハハ…頑張る、よ…」

期待されているとは知っていても、これから訪れるであろう地獄のような日々を想像し青年は頬を濡らすのであった

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