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ようこそ!迷宮闘技場へ!  作者: へたすん
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まぁそうなりますね

「内域に入る時お金必要なんですよね?」

リリーの話だと結構な額になりそうな感じだけど

「店内域のまでの依頼の時は報酬に上乗せする場合と往復分の通行証を準備してある場合があんだよ。今回は後者だ」

王都に入り前後に別れて警戒する必要がなくなったので、雑談をしながらぞろぞろと歩いている

「それと。内域までってことはまだ何か起こるかもしれねぇからよ、警戒だけはしておけよ」

「こんな街中で襲われたりするんです?」

「あるんだよ。例えばあんなふうに事故を装ったりな」

指さされた方を見るとちょうど従者のいない馬車が速度を上げながら坂を下って向かってくる所だった

「そんな悠長にしている場合じゃ無いでしょう?!」

よく見るといつの間にやら馬車の手前にはリリーが進み出ていた

「あのお嬢ちゃんなら大丈夫なんだろ?」

「いや、そうかもしれませんけども!」

馬車馬の間に入ったリリーは刀で手早く馬を開放すると馬車の荷台を路肩に蹴飛ばした

手元を見ると腰にさげていた刀が抜かれている

「ま、これだけじゃ無いだろうから気をつけとかねぇとな」

戻ってきたリリーに刀を受け取る時にせめて一言欲しかったのに、というとリリーは

「そんな時間がありましたか?」

と爽やかにこたえるのだった


マックビルドの市街地は中心が高く外に向かうにつれ緩やかな下りとなっている

その後も酒樽が転がってきたり古い家が崩れてきたりとあったのだが被害らしい被害もなく外域を通り過ぎた。

「内域は外域ほど甘くねぇからよ。内域で問題を起こすやつはほぼいねぇよ」

「甘くない…というのは巡回とかです?」

「何かが起これば必ず軍が動く。問題が解決するまでな」

「それで内域は治安がいいんですね」

「下手な真似すると牢屋行きだからな」

「それは怖い」

「冒険者でも内域で安心して寝泊りしようとするやつは多いんだ。高ランクほどな」

「そうなんですね」

「少しいいですか?」

クラウスさんと話をしているとキールさんが話しかけてきた

「内域から出る際に使う通行証です。無くすと千コル程度必要になりますから気をつけてくださいね」

王冠と翼の模様が書かれた板を渡される。門にもあったことからおそらくは国のマークだろう

「目的地まではまだあるんですか?」

「もう少しです。ただ、首謀者が誰かわかっていないので場合によってはあと1回は何かが起こるかも知れません」

「首謀者はドッペルカー代表代理です」

リリーさんもしかして既に犯人捕まえてた?

「…それはどのように?」

キールさんも顔が引きつっている

「外域での事故の原因を捉えたので聞き出しました」

「そうか、それで…ちなみに精度は?」

「ドッペルカーを名乗るものが嘘をついていない限りは」

「そうですか。では大丈夫そうですね」

「もう襲撃はないと?」

「外域でもかなり無茶をしているんです。内域でなにかできるような男ではないです」


その後、フード商会の店舗までは何事も起こらなかった

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