盗賊ぅ!!
その後も時折戦いながら時は過ぎ。四日目の夜には王都まであと1日程の距離へとと到達していた
「お陰様で1日早くつけそうです。ありがとうございます」
パチパチと音を立てながら燃える焚火を囲みながら話をしている
「1日で抜けるのか?」
「ええ。朝少し早めに出ようと考えています」
「そうかい。了解だ」
「では私はこれで」
キールさんを見送るとクラウスさんが話始める
「今日はどう回すんだ?」
火守りの話だ
「先にやります。長めに取るんで朝までお願いします」
「あいよ。じゃあ先に眠らせて貰うぜ」
クラウスさんらを見送りリリーに声をかける
「どう思う?」
「殺意が八割でしょうか。話ている感じでは私を捕まえようとしているらしいです」
ウトウトとしなながら時折目を擦る、眠そうな演技を辞めたリリーが答える
「どうしたもんかね」
「他の方が完全に寝てから動くかと」
クラウスさん達みたいにダンジョンに引き込むのはアリかもしれないが、もし組織の一部なら一網打尽にしたいとこなんだけど
「まずは引き込んでしまいましょう。時間をかけて聞き出せばいいだけの話です」
「それもそうか。任せても?」
「大丈夫です」
じゃあ後で撫でてあげるから、よろしくね?
「今お願いします」キリリとした顔でリリーが言う
「仕方ないなぁ!」
本当はしたかっただけなんだけどね!!
その後しばらくの間なで続けた
「終わったのでもう少しお願いします」
撫でられながらも仕事をこなすリリーさん本当カッコイイです
さて。哀れな盗賊たちはどれだけ持つかな?
盗賊たちにトラウマを植え付けながら聞くところによるとこの先のカーブから西にしばらく言った場所に根城があるらしい
「多分これってずっと見てた奴と関係あるよね?」
町を出る時から時折視線を感じていたのだが、特に被害も無かったので放置していたのだ
「タイミングが良すぎるのでおそらくは」
じゃ、さくっと行って殲滅しましょうかね?
「私が行きますのでここをお願いします」
「1人で大丈夫?」
「他の者が来ないとも限りませんので、ユーキさんはここの護衛をお願いします」
「そう。帰ってきたら褒めてほしい?」
「抱きしめて欲しいです」
「わかった。朝まで抱きしめてあげよう」
「でゅわっ」
音もなく姿を消したリリーを見送った後は周囲の警戒に戻る。
「どうも欲望に忠実になってるんだよなぁ」
最初よりもずっとオネダリしてくるようになったリリーを思いながらも日はさらにくれていくのだった




