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ようこそ!迷宮闘技場へ!  作者: へたすん
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貧しかった男達

千文字目安と言ったかね?気が付けば倍近くだよ

「まず、顔を上げて頂けますか?」

5人にわけもわからず土下座されながら優希は困っていた

この人達って初日に襲ってきた人達だよね?リリー?

隣でリリーはニッコリと微笑む

「なにしたの?」リリーに問いかける

「昨日までユーキさんと同じことをしていました」

え、裏で戦ってたの?この人たちも?

「出てくる時間が無い分長い時間ですね」

「それで体格良くなってるのか」

「装備は私が準備しました」

「どうりで」

全員の装備が魔道具なわけだ

「で、自己紹介とかしとかないと出発しちゃうんじゃないですか?」

「またあの環境に落とされてりしねぇか?」

「こちらに危害を加えなければ、です」

リリーさんそれ脅し

「あぁもちろんお前さんらに立てつこうなんて思わねぇよ」

「自分は優希。彼女はリリー。よろしくです」

だから早く名前を教えようね

「軽業師ゼク、弓術マルク、前衛ドリノス、双剣士ポール。そしてリーダーのクラウスです」

リリーが指さしながら説明してくれる。本人から聞きたかったんだんだけどネ

「強くなれたことはありがたいんだがそれ以上にお前さんらが強いことを理解してな…死んでも敵対したくないんだわ」とクラウス氏

「で、どういう並びで行くんです?」

「俺らが3と2で別れて前後に付く。2人は中央の馬車の近くにいてくれ」

「了解です」

前後を任せるのならあんまり仕事はなさそうだね


「君たちが今回の護衛かな?フード商会のキールと言います」

若そうな青年が歩いてきた。この人がさっき言ってた主人なのだろう周りが出る準備を始めている

「クラウスだ。後の4人のリーダー」

「優希です。2人で行動してます」リリーを引き寄せながら答える

「予定では1週間ですが道中見ながら行きますので二、三日ずれるかも知れません」

「了解だ」

「わかりました」

どんな旅になるか、今から楽しみだ


と、気が付けば2日過ぎているわけだけれども

「ひまだぁ…」

中央の馬車の荷台に2人は座っていた。時折現れる敵もクラウスさん達に簡単に片付けられている

顔を肩に預けているリリーを見ながらのんびりとしているように見えるが、一応は索敵している。

見た目サボってるけど

「彼らは強いですね」

馬車に揺られながらキールさんが話しかけてくる

「そうですね〜敵もそこまで弱くないはずなんですけどね」

「あれほど簡単にされるおかげで予定よりも早くつけそうです」

本来護衛中は危険に会う度に馬車を止め危険の排除を優先するのだが、クラウス達の活躍により馬車を止めることなく黙々と進むのであった

「とはいえ素材を置いていくのはもったいない気がしますが」

「一々拾っていたら倍近く時間がかかるんじゃないですか?積める量にも限りがありますし」

「我々がその場で買い取るという方法もあるんですがね」

少しだけ勿体ない感じを出しながらキールさんは呟いた

「まぁ、それは思いますね」

愛想笑いでハハハと笑う


・・・それは初日のことだ。

「あん?倒した奴はそのままでいいのか?」

「えぇ。すべて拾えますから気にせず進んでください」

「つくづく規格外だな、お前さんら」

「褒め言葉として受け取っておきます」

「まぁその場で解体する手間が無いのは楽だがいいのか?」

「王都のギルドで捌いてもらえばいいので、なるだけ傷のない倒し方をいていただけると助かります」

「それもそうか。すこし離れながら倒しても大丈夫という事か?」

「えぇ。すぐに戻れる範囲であれば」

「取り分は?」

「2割ほど頂ければ」

クラウスさんはニヤリと笑う

「だとよ、お前ら。久々にうまい酒が飲めそうだ」

彼らの目はやる気に満ち溢れていた


「おっと、少し不味いですね。失礼、前衛の手伝いをしてきます」

「馬車は止めた方がいいのか?」

「いえ。このままで大丈夫です」

「全く、君たちの気楽さには驚くよ」

「その方が安心できるでしょう?」

「それもそうだ。報酬は弾んでおくよ」

「助かります」

リリーを荷台に残し前衛で戦っているクラウスさんへと駆け寄る

馬車からは少し離れている

「で、どうします?」

「おう、助かるぜ。左のヤツ頼めるか?」

「了解です」

牛、馬、鶏の頭をした人形の三頭をクラウス、ドリノス、優希のそれぞれが対応する

「たしか、鳴き声があるんだったかな?」

リリーの訓練で見たやつだ!

「鳴かれる前に決めないとねっ」

駆け出した優希の姿を捉えることなく鳥顔の魔物は絶命するのだった

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