食後のデザート
料理を作るのって楽しいんだよね。そのうち喫茶店とこやってみたいなぁ
出来るかどうかはわからないけど、きっと楽しいよね
テキパキと器に盛り付けて
「完成〜」
ここにミントがあれば完璧なんだけど、仕方ないよね?
手早くミントらしきものを乗せたリリーが余りを優希に差し出した
「見た目は少し違いますがほぼ同じ物です」
香りも味も、ミントだ。
「これも集めてたの?」
「えぇ、ひと通りのものは」
可愛いやつめ。撫でてやろう
「溶ける前に食べようか」
後で他の集めた物を見せてもらおう
果物を凍らせてかき氷にするのも美味しいよなぁ…次はそれでやってみようかな?
結論から言うとシャーベットは好評だった。
途中足りないからと作り直すはめになったり、頭をおさえて悶えるメルティアさんを横目に、ガツガツとスプーンを動かすリリーだったり。
「ううぅ…おかしいのにゃ…なんでそんなに勢い良く食べられるのにゃ〜」
ようやく頭痛から開放されたメルティアさんがリリーの方を見ながら羨ましそうな目線を送る
「体温を上げればいいんですよ!」
簡単に出来ないから苦しんでるんでしょうが
「うにゅぅ〜」
食べた量もあってかメルティアさんはだいぶ眠そうだ
「さて、そろそろ部屋に戻りましょうね」
「そうだね」
「みゃぁ〜」
あくびまで出てるよ
「器どうしましょうかね?」
「良いもん食わせてもらったし、やっとくぜ」
「では上がりますね」
「ふにゅぅ…もうたべらんにゃごろぉ〜」
寝てる!しかもご飯の夢見てる!
メルティアさんの事は女将さんに任せてそそくさと部屋へと戻る。
さてさて。ギルドの事とか説明してもらえるんだよね?
「ランクに応じた依頼をこなして報酬をもらうのが冒険者です」
「短っ!カードの色とか他にもあるんじゃないの?!」
「カードの縁は赤と青に分かれます。赤い人は剣技系、青い人は魔術系って事ですね。青い人が剣技をメインに使っていると色が変わることもあるようです。縁が白いものは持ち主が死んだ時に出る色なので白いカードを見つけたらギルドに届けるといいですよ」
へぇ、そうだったんだね
「で、明日はどうすんの?」
「軽い依頼をこなしましょう。戦うことになれないと生きていけませんよ?」
「それもそうだね。じゃ、おやすみ。リリー」
「おやすみなさい、御主人様」
つかれからか、リリーの答えを聞く前には意識が遠のいていた




