本日のお宿
「なぁリリー。どうしても聞いておきたいことがあるんだが」
「どうしました?変態さん」
「それって扱い酷くない?!」
「それもそうですねムッツリさん」
「何でなのっ!」理不尽じゃないか!
「初対面の女性を舐め回すように見ていたのはどなたでしょう?」
そ、そんなには見てないよ?や、やだなぁ
「そんなに、というのは多少は見ていることを自白しているんですよね?」
「すみませんでした堪忍してください」
「気にされてる方も多いのですから、以後気をつけてください」
そうなんだ…悪いことしちゃったかね
「私ならどれだけ見ていただいて構わないんですよ?」
「えっ?」なにそれ詳しく
「やはり少女趣味でしたか」
「違う!断じて違う!」
「そーゆーひとほど否定するんですよね…」チラチラ
そんなに疑っても違うからね!?
「で、何を聞きたいんです?」
「その体。いつからだ?」
「やはりそっちの趣味が!」
「茶化すな!」
「えっと…悪い人を片付けたあたりですね」
リリーの体は当初、球体関節の目立つ人形だった。しかし今はどうだろうか?引かれた手の質感は人の物と何ら変わらない。硝子をはめたような顔だったのが瞼や唇が滑らかに動き、本当に人と同じになっているのだ
「森で動物から皮膚と筋肉をもらい、追い剥ぎから構造を教えてもらいました」
ってことはもう人と変わらない?
「正確にはより精密な操り人形といったところですね」
足りないのは体温ってこと?
「魔術で温水を巡らせればいつでも再現できますから」
へぇ~やっぱリリーは優秀だね。可愛いしなんでもできちゃう。
「エヘヘ…」はにかんだ顔も可愛い!
そんな話をしながら勧められた宿に入ると、どちらも連泊の客らで入れなかったので別の店を探す必要がでてきた
「どこが良いのかねぇ?」
「そこのお店はどうでしょう」
示された店は今にも落ちそうな看板が目印の、とても趣のある宿屋だ。
何でこの宿なんでしょうね…いや、決して怖いわけでは無いけど一応聞いておかないとさ、ね?
「良い臭いがするからです」
匂いわかんの!?もう人越えちゃってるよね?
「いらっしゃいませー」
リリーと同じくらいの少年がお出迎えしてくれました
「宿を探しているんですが」
「かしこまりました~!おかーさーん!お客さーん!」
奥から返事がしてすらりとした女性が出てくる
「いらっしゃい。二人1部屋1泊2食付で五十コルだよ」
「一週間の予定でお願いします」
「なら三百五十コル、前金で頼むよ。朝食は弁当にもできるから前日の夜にでもいっとくれ。飯は奥のカウンターで出すから声掛けてくれればいいよ」
「わかりました。」リリーさんや、そのお金はどこから出たのかね?ん?
「今お釣りを取ってくるからね、ちょっとまってくれよ」
「もしかしたら延びるかもしれませんし、預かっておいてください」
「そうかい?じゃあそのときは少しサービスしないとね。」
宿代の出所は不明だけど宿もとれたしギルドへ戻ろう。そのあとでご飯だ




