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ようこそ!迷宮闘技場へ!  作者: へたすん
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本日分です遅くなりました

「熱ある戦いも見る人がいないとさみしいよね?」

その一言で始まったダンジョン観戦企画。最終的には勝敗予想で賭けの胴元となればそれなりの利益も見込めるはずだ。会員制という言葉には人を引き寄せる力がある

「表を喫茶店として開きながら裏で会員制の倶楽部的なものを経営するのはどうだろう?」

屋敷をただ寝床にするよりもなにかに使えないかという考えからの言葉ではあるがどことなく隠れ家のようにしたいという希望でもある

きっとこの国にも安全な場所から命のやり取りを見たいという人がいるはずだ。こんな人を集めてうまくお金を回すことができるのではないだろうか?

「キールさんがツテとかあるといいんだけどね?」

「1度会いに行きましょう。きっとこれらもうまく捌いてくれると思います」

リリーが示すのは試作品のおもちゃたちだ。ルールとともに伝えるのを製造からすべて任せてしまおうという話である

「その前に戦いをバレずに観戦する方法から作らないとじゃない?」

「タッチパネル式のスクリーンというのはどうでしょう?」

「掛け金は保管もできるようにしたり」

「会員それぞれに個室を準備するのと、皆で楽しめる部屋も」

「扉を開くための魔道具と本人識別のための道具…他には何が必要かな?」

それからもよりよい迷宮のために一切の妥協をせずに、何でもありの客席を作っていった




「ということでこれらをおまかせします」

「どういった訳かわかりませんね?」

キールさんはいつの間にやらフード商会の会長になっていたので、直接合うために3日を要した。

「売れそうなものを売ってくださいという話です」

「そう言われましても…説明はしていただけるんですよね?」

「えぇ。まずはこの…」

説明書きを読み上げながらひとつひとつ特徴を説明していく

「そうですね…これのあたりは普及しやすそうですね。このあたりは初期投資の割に売れるかどうかがわかりません」

商会長になるくらいなのだからやはり出来る人なのだろう。売れる売れない予測ができないとサクサクと分けていく

「と、こんな感じに分けてみたのですがどうでしょう?」

1通りの分類を終えキールさんは訪ねる

「ここまではお願いします。こちらは持ち帰りますし、初期投資に必要な分はこちらで用意します」

「どうしてそこまで?」

「やりたいからです。他に理由はありませんよ」

「そうですか…ひとまず細かい話を詰めていきましょう」

その後、書類の束を広げたキールさんと契約を細かく決めていった

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