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5話――6月23日のある日の些細なミス

「やぁ、律子ちゃん! よく来てくれた。さぁ、入って入って」�(


 良く通る声で白衣の男性は手招きをした�(


「いやぁ、君がこの実験に参加してくれて嬉しいよ」�(


「いえいえ、私自身、この完璧な人間を作る計画に興味ありましたから、私も嬉しいです」�(


「ハッハッ、律子くんは賢い上に意欲的だから将来有望だねえ」�(


完璧な人間計画。�(

世界中の個性的24人が細胞と思考や行動パターンを提供し、クローン人間を作る計画。�(

私はその24人のうちの1人として、ここにいる�(


「あのそれより、実験失敗って本当ですか?」�(


「うむ、残念だがね」�(


科学者の、白井さんは少し苦笑をした。�(

完璧な人間の製造ーーと言うと皆が皆、完璧超人をイメージするが、実は違う。�(


ここで言う完璧というのは、人類がはじめて製造するクローン人間の性質の事だ。�(

科学者でも「クローン人間」の性格を決めて製造することが不可能であるから、生まれたクローン人間が持っていた性格ーー個性こそ、もっとも生物学的に上位なのでは、というマスコミの表現から科学者でさえ『完璧』なんぞと呼ぶようになった�(


「原因はなんです?」�(


「二種の細胞が、誤って混ざり合い、特殊な化学変化によって他の細胞に悪影響を与えた。これは私たちがうっかりしていたよ。私もその場にいたんだが、各所のお偉いさんにこっぴどく怒られたよ、ハッハッ、まぁ今回も今回でなかなか興味深いんで、結果オーラいさ」�(


「なるほど」�(


「もちろん、対策は考えているよ。今回は短い期間で決めようとしたのがいけないから、もっと長期戦でいくよ。細胞に特殊なプロテクターを張って、一年か二年は、どの細胞が他のものを認めさせて、大きくなるかを待つんだ」�(





再度、おめでとうございます


それと、どうにも質の悪いと思われたらすいません。今回は少しブラックであり、誠に申し訳ない。皆さんの中で自立しているあなただからこそ、少し自分勝手になってしまったのかもしれない。まぁ受験でちょっと

ストレスためっていて精神が安定していないだけです。ははっ

いやぁ、貴方には不憫な役を押し付けているかもしれない、いつか王子様とお姫様みたいな話が書ければ!

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