ガキ
「早く大人になりたい」
俺は、矢吹 恭二[やぶき
きょうじ]18歳
「何?反抗期?」
隣にいるのは、1番隊隊長の 東 光来[あずま みつき]17歳。ちなみに、俺は、この団の密偵をしている。
「違いますよ!ただ、俺は、あの人に・・・」
「この 刀カッコよくない?新しくしたんだけど」
「人の話 聞いてます!?」
「聞いてるよ 七瀬に追い付きたいんだろ?」
七瀬 あき[ななせ あき]22歳 7番隊の隊長だ。
「なんで?」
「だって、あの人は、大人で俺は、ガキで・・」
「バカだね」
「はぁ?」
「俺には、今のお前自身が必要に見えるけど? 七瀬には」
「そうですかね・・・」
ニコッと笑ってアイスを食べはじめる光来隊長
「恭二っ!」
「七瀬隊長?」
「ココにいたのか 見回り行くぞ」
「はい 光来隊長 ありがとうございました」
「頑張ってね〜」
しばらく歩いて、七瀬隊長が俺の頭に手をおく。
「お前もでかくなったな」
「えっ?・・・
いきなり、キス。
「ちょっ七瀬隊長!?」
「ははっ」
「ははっじゃないですよ!誰か見てるかもしれないのにっ」
「頓所内だから大じょーぶ」
「大丈夫って・・・」
もう・・でも・・・・
今の俺がいて 今の七瀬隊長がいるなら このままでもいいかな。
「何 話してたんだ?光来」
「うわっ いたんですか?沖田さん・・・てゆーか立ち聞き・・」
「ウルセーな で?」
そう言いながら俺の隣に座ってタバコを吸う。
「矢吹が七瀬に追い付きたいとか言ってたんで 今のままでいいって言っときました」
「俺もお前は、今のままでいいけど?」
タバコを消して 俺を押し倒す。
「ちょっ・・何 昼間からこんなトコで盛ってるんですかっ!」
ココは、頓所内の庭に面した廊下
「あんま人いねー・・・ちょと それは、ダメだろ光来」
俺は、沖田さんに刀を向ける。
「ウルセェー・・・」
「ちょっ 待てって・・・うわぁぁぁっ」
終劇
矢吹の恋どうでしたか? この物語は、皆さんに自分らしくいてほしくて書きました。最後まで読んでくれてありがとうございました。