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三姉妹デビュー

 目覚めた舞愛は、罪悪感でいっぱいだった。幸せそうに頬擦りする2人を撫でて、罪悪感を無かった事に・・・と言う訳にはいかない。起きてしっかり説明しようと決意し、上体を起こした。2人はピクリと目を覚まし、

「「おはよ、舞愛。」」

「お、おはよ。えっとね、夜の事なんだけどさ・・・」

舞愛が言葉に詰まると、

「バニラ達はね、いっぱいの魔物のチカラとか、知識を吸い取ったの。舞愛も知ってるでしょ?交尾の事も受け継いでるよ、雌からも雄からも。」

「人型の魔物だって居たからね!大丈夫、ニンゲンはそのコトを話さないのがマナーなんだよね?舞愛以外には話さないし、舞愛としかシないから安心して!」

チョコも平然と話した。

「それも、そうなんだけど、子供がスるコトじゃないんだ、大人だって子供とそういうコトをシちゃ駄目なんだよ。」

昨夜、気が付いた時点で止めさせ無かった所を突っ込まれないか不安だったが、

「大人なら良いのね?」

バニラはチョコを視線で誘うと、ササッと全裸になり、グングンと成長し、妖艶な美女に変身した。

「コレでいかが?」

バニラがターンしながら全身を披露、チョコはしっかり実った肉塊で舞愛の顔面を捕らえ、

「舞愛がシても良いんだからね!早速シよっか!」

解決したような、しなかった様な不完全燃焼の舞愛は、

「もう朝食の時間だから起きようね、大人サイズの服も買いに行かなきゃならないでしょ?」

「大きくなるのは、舞愛のベッドの中だけだからお洋服は要らないわ!普段は元通りよ。」

二人とも美幼女に戻って、何事も無かったように身支度を済ませた。


 美奈と結花の防具を受取りに行ってそのまま薬草採取に向かう。バニラとチョコは小型犬サイズで膝の上。移動だけで陽が昇りきったので、山の麓でランチタイム。人型になってお弁当を平らげると、

「「ついてきてね!」」

大型犬サイズになった。


 2頭の鼻は確実に目的の薬草を捕らえ、魔物の出没も予め探知した。元々強い魔物は生息していない山なので、3人の腕試しで舞愛は見守りだけだった。

 目的の薬草は直ぐに見つかり、明るいうちにミッションクリア。ついでにレアな薬草も幾つかゲットして5合目付近にテントを張った。

「普通ならここをベースに2、3日探し回るんでしょ?美奈もそのつもりだったけど、お陰で早く済んだわ!ありがとね!」

バニラの首に抱きついた。隣りでチョコは大きな欠伸をすると、人型に変身、

「ち、ちょっと!人型になる時は、お外じゃ駄目って言ったでしょ!」

舞愛は組んでいる途中のテントに全裸にチョーカー(風になった首輪)のチョコを押し込み、

「バニラも変身するんでしょ?」

慌ててテントに入っていった。


 申し訳程度の登山道しかない山にはかなりアンマッチなワンピースで出て来た2人は、

「「おなか空いた!」」

焚き火に直行した。


 バーベキューに噛み付きながら、

「ねぇ、蠱毒の前って、どんな事してたの?」

「「探査犬!」」

「あの術の中、良く生き残ったね!戦闘系も強かったのかな?」

舞愛は、今朝とは違う話題にしたく、話しをリードした。

 2人の説明によると、探査犬は今日の様な仕事が本職。戦闘能力は一般的な犬と変わりなかった。

 探査能力の他に気配を含め身を隠す能力があり、魔物同士の戦いに勝利し、相手を吸収中で自由に動けない魔物をターゲットに、チカラを蓄えていった。残り十数体になった頃には、戦う前から相手のチカラを奪う能力を得て無双する、最後の2体になるまで、ほぼ無傷だったが、決勝では、お互いに相手のチカラを奪い合い、どちらとも全てのチカラを手に入れたが、通常は決着が付くまで術は解けない。昴達は当初の作戦通り、相討ちになる直前で蠱毒の術を解き、トドメを刺す予定だったが、紫峰義軍のテイマー達から切り取ったスキルで、ティム出来ると判断し2体をヒール。後にバニラとチョコになる。


「そうなんだ!もしかすると、澪達よりオトナかも知れないね!」

舞愛は、望ましくない方向に話題が移行する恐れを感じたので、

「3人共、魔力攻撃はお母さんのバリエーションすっかり覚えたみたいだね!魔力の巡りも良くなっているから、測定し直したら、もっと高く出るかもしれないよ!」

めを輝かせる3人に、

「剣術も、学校でも使うノーマルなタイプより、コレどうかな?」

母親達がアルデバラン時代に使っていたタイプの剣を渡した。

「あと、コレねお父さんモデルなんだけど、両手使うから盾が持てないんだけどさ、ノーガードで一気に攻め込む時には、お母さん達が使ってたんだ。慣れたら使い分けると良いよ。」

普段使いの剣は、それぞれの好みでカスタマイズしたものだが、

「良く分からないけど、なんとなく、しっくりっていうか、うん、良いかも!」

それぞれ振ってみて、直ぐに馴染んだ様子だった。

 もう少し採取を続けても良いと思っていたが、剣の扱いを確かめられるダンジョンに予定変更、一旦街に戻って、新しい依頼を請ける事にした。

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