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禁断の筈が

 舞愛だけが勉に捕まり、王と3人で飲み直す、敦也達と飲んだ時の様に、昔話に花を咲かせた。やっと解放され離れに戻ろうとしたが、客間が用意されていた。


「「「お帰り、舞愛。」」」

小声で迎えられた。一緒に遊んでいたバニラとチョコが寝落ちしたそうだ。

「ねぇ、このネックレス、遺言が込められてだでしょ?それって舞愛、いえ、当時の昴さんは知っていたの?」

「ううん、御守りにするからって言うからさ、何の役に立つか解ら無いけど、思いっきり魔力を込めただけだよ。」

「「「やっぱり!」」」

元々、遺言を記録する機能を持ったネックレスだったが、昴の魔力で、記録容量が飛躍的に増えたらしい。身に付けていた本人達もその機能は把握しておらず、普段の生活に関する事、冒険者としての活動等が記録されていて、魔物に吹き飛ばされて意識を失った時、ネックレスの記憶が身体を支配して大剣を操り、ラスボスに大ダメージを与えた様だ。

「それで、ママの能力が使える様になったみたいなの、それと何となく魔力も上がった気がするのね、ちょっと試してみたくなったのよ、何か良い方法あるかしら?」

「それなら、ギルドで冒険者登録したら魔力測定するでょ?そうしたら、魔法の練習場使えるから、ソコで、試せる筈だよ。」

「じゃあ明日はギルドね!」

「いや、今後の事を考えてさ、北都に帰ってからの方がいいな。」

舞愛の提案通りにする事になった。


 翌朝、城で朝食。離れに荷物を取りに行き、魔動車で旅立つ。帰路も魔動車は、盗賊の類やナンパのターゲットにはならず順調に進んだ、夕食等で、歩いている時には、ナンパが寄って来る事もあったが、三姉妹が母から引継いだ経験でサラリとあしらっていた。


 予定通りに北都に到着、寮に帰っても食事の用意は無いので、三姉妹もプレアデスが住む、王弟宮の離れに同行した。

 メイドの話しによると、舞愛の留守中、残ったメンバーは、図書館と資料室に入り浸り、今朝からは、騎士隊の演習場に行って、3日間戻らないとのこと。

「まだ間に合うから、ギルドに登録しに行こうか?」

「「「そうしましょう!」」」

と、直ぐにまた出掛けた。


 ギルドでは、年若い女の子を物珍しそうな視線が集中したが、舞愛と気付くとサッと他所を向いていた。

 申請書を書いて魔力測定。学校での簡易検査ではEランクだったが、本人達が自覚していた通りDに上がっていた。一方通行ダンジョンから帰還してからなので、ダンジョンクリアのご褒美なのかも知れない。因みに舞愛は強くなった感覚無し。

「どうして澪達だけ?」

「多分ね、何倍とか何割アップとかじゃなく、プラス幾つみたいだったんだと思うよ。」

3人の魔力は550ちょっと。舞愛の想像では、元々50位だったのが10倍になったんじゃなく、50にプラス500、舞愛も10倍なら当然気付くが500位増えても誤差の範囲で自覚無し、コレなら辻褄が合うし、実際そう言ったダンジョンは実在する。取り敢えず納得と言う事で、魔法の練習場に移動した。


 3人は手際良く魔力弾を撃った。その仕草は、20年前アルデバランで昴が見ていた、みなみ、結依、美音の完コピだった。魔力の差で出力は小さいが、並みの冒険者の域は軽く超えている。

 剣術も試そうと舞愛が相手になったが、期末テストと時とは全くの別人だった。今のレベルでも卒業試験はパス出来るだろう。


「初心者向けのダンジョンってありません?」

美奈が受付嬢に尋ねた。

「ボードの右側が難易度が低い依頼ですよ、パーティーの登録も必要なので、今、しちゃいますか?」

舞愛は、手続きを始めようとする美奈を遮って、

「あ、それなら、プレアデスの臨時メンバーでお願いします。」

「かしこまりました、では依頼書を選んで来て下さい。」


 念の為、Fランクでも受けられる薬草採取の依頼を2つ選んだ。同じ山で採取出来るので効率が良い。納期が1週間後と言う事で明日から始めてもまだ余裕。母親に誂えた防具を調整して貰いに、魔具屋に顔を出した。


 美奈はそのままでOK、結花と澪は、大柑級を、一般的な膨らみに合わせる。素材を足す必要が無いので、すぐに取り掛かって貰えた。明日の朝には受取り出来るそうだ。


 離れに帰って夕食。バニラとチョコは皆んなと同じ物を食べていた。特に好き嫌いは無いようだが、やや猫舌らしい。元は犬なのにと、舞愛は笑いのツボに嵌ってしまった。

「どうしたの?」

「えっとね、犬なのに猫舌なんだと思ったら妙に可笑しくって!」

残念ながら、皆んなはツボが違った様で舞愛1人が浮いてしまった。


 客間は幾つもあるが、本人達の希望でツインベッドの部屋に3人で泊まる、舞愛としては、それぞれの部屋にして、バニラとチョコを誘ってくれないかと期待していたが、舞愛のベッドには2人も一緒だった。ペットモードの時には気にしなかったが、人型の幼女が居ては、自分で楽しむ気にはならないし、ましてはレプリカ(×××)が登場する事は有り得ない。残念だが、大人しく眠る事にした。


 直ぐに寝付いた舞愛は、悦びに浸った夢で目を覚ました。心地よい刺激は夢ではなく、バニラとチョコによるものだった。慌てて遮音結界を張り、幼い子供にそんな事をさせられないと、止めさせようと思ったが、快楽が理性に勝り、そのまま2人に身を委ね、寝落ちするまで堪能してしまった。

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