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野犬退治

 列車が夕方なので、昼間はのんびり出来る。列車に乗ると暫く籠に押し込まれる事になるバニラとチョコを散歩に連れて行った。

 暫く歩いていると、野犬の群れが馬車を取り囲んでいた。

「野犬を追い払ってくれ!」

ペットモードのままの2匹のリードを外すと、軽やかに群れの囲いを飛び越え、馬車との間に入って睨み合った。ボスらしい犬にバニラが数歩歩み寄ると、吠えも、唸りもせずに回れ右させ、群れは山の方に駆けて行った。

「あら、可愛らしいワンちゃんが、飛び込んで来てどうなることかかと思ってヒヤヒヤだったのよ!昴くんのワンちゃんなら納得ね!お礼がしたいわ、奥様達を連れて来て下さいな、昴くんご期待のセクシーな物を揃えてあるの、勿論裕子ちゃんのサイズもね!」

 馬車に乗っていたのはランジェリーショップのオーナーの(かおる)さん、裕子のせいで余り目立たないが、市販店で下着に苦労しないのはひとみと美貴だけ、必然的に専門店のお世話になる。

「また、遠征なので、帰ってからお邪魔させますね。」

「あら!淋しいわね、それならあの娘達のイメージで仕入れた物があるから、持って行ってくれる?」

首を縦に振るしかない一択の質問に、期待通りに答え、薫の馬車で店に寄った。

 ほぼ無理矢理、店に引っ張り込まれ、

「珍しい、男性のお客様よ、ご案内して差し上げて!」

店員達を呼び寄せた。フリーズする昴、薫は悪戯っぽく笑い、

「先ずコレね!」

5人用に仕入れた物を1つずつ広げて解説、お礼と言われても拷問にしか思えなかった。

「あと、コレ昴くんの分ね!」

水晶珠を見せた。

「孫程の歳の娘達を囲っている大旦那様がね、その娘達に着けさせる、えっちな下着をご所望でね、色々持って行ったら沢山お買い上げ頂いてね、随分気に入って貰えて、こんなの貰っちゃったの!」

「どんな水晶なんですか?」

「スキルを複写する水晶よ、スキル保有者の同意が有れば、コピーして自分のスキルに出来るのよ!」

「便利ですね!では遠慮なく!」

水晶珠を手に取ると、手の平から吸い込む様に珠が消えていった。

「えっ?珠ごと?」

「ん?」

「まぁ、もう一つ位、増えても平気ね、男の子だもの。」

「スキル切り取りの珠を吸収してるの判るんですか?」

「ぃゃン、下ネタよ、ソコ(×××)に2つあるでしょ?」

「ア、アァ、ソウデスカ?エット・・・」

「そうそう、昴くん、ソコ(×××)って言えば、もしかして、生やしっ放しじゃない?」

「・・・?」

「やっぱ、何も知らないのね?今はね、男の子もツルツルがエチケットなのよ!アタシが処理してあげるわ、ぱんつ下ろして、そこに仰向けになって!」

断るタイミングを逃し、言われるがままに横になると、薫は(×××)にハンカチを掛け、その上から握ると慣れた手つきでガチガチにした、

「この方が皮膚が張って抜き易いの。」

普段は他人に見せたり触らせたりしない部分を撫で回され、

「次は膝を立てて開くのよ、そうそうM字よ!うん上手!」

更に撫で回され、

「最後は四つん這いね、突き出す様に・・・そう、そんな感じ!」

圭織の好むスタイルを真似ると、ドンピシャだった様だ。

「ちょっと失礼。」

「ウッ!」

ヌルリと指が入って来た。

「どぉ?気持ち良い?これでOラインも完璧よ!」

「いや、便意を我慢してる様な、出切らずに残った様な、なんか気持ち悪いです。」

「あら、残念ね。コレ気持ち良くないなんて、人生の幸せ、半分捨てた様なモノよ、仕方が無いわねぇ。」

そう言いながら、残りを撫で回し、

「ハイ、おしまい。」

手鏡で、仕上がりを確認させられた。

「あのぉ、お手洗い借りても良いですか?」

便意が有るような無い様な、妙な感覚で踏ん張ってみたが!落ち着くことは無く、脱毛の支払いに戻った。

「ぃゃン、サービスよ!野犬を追っ払ってくれたお礼だから気にしないで!色々取り揃えるからね、遠征から戻ったら寄ってくれるように、奥様達に伝えてね!」

店のロゴが入ったド派手な紙袋に、無地の紙袋を被せて、

「これなら持ち歩くのに便利でしょ?」

笑顔で見送った。


「のんびりだったのね、遠出したの?わたしも行けば良かった!」

「あぁ!途中でさ、馬車が野犬に囲まれててさ、バニラとチョコが追っ払ったんだ。で、その馬車がさ、下着屋さんのオーナーの、えっと・・・」

「薫さんね?」

「そう、薫さん。お礼にってコレ、皆んなの分!」

「じゃあ皆んな呼ぶね!」

真理は目を閉じて念話の呼び出しに魔力を込めた。


「流石は薫さん、ボクの好みちゃんと解ってる!サイズもきっとピッタリだろう、早速試してみよう。」

圭織がブラウスのボタンに手を掛けた。

「あ、僕、部屋に行ってるね!」

「折角だから昴にも観て貰おうと思ったんだ、キミがお礼で貰ったんだからね!」

昴は退席を阻まれた。

「あたしは、合うサイズ探すの大変だから有り難いわ!」

「そうでしょ?わたしでもデザインの選択出来る事少ないから。」

「私のは、どこでも手に入るけど、薫さんのはナチュラルに嵩増ししてくれるから嬉しいのよ。」

「美貴のはきっとオーダーメイドよ!この前測って貰ってね、もうチョット大人っぽくしようって言ってくれてたんだ!下も穿いてみるね!」

結局、5人ともプレゼントを上下セットで着けて、昴に感想を求めた。

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