表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/122

ボンボン

 (×××)は休止状態だが、それなりの密着を楽しみ眠りについた。朝は、先に起きたひとみが跨って朝の生理現象でカチカチの(×××)を受け入れた。昴は夢か(うつつ)か理解出来ないまま、突き上げて応戦、やっと状況把握が出来た頃、今朝の1つ目の爆発。起きるには少し早かったが、ベッドを出て身仕度を始めた。ひとみは、一度元の部屋に戻ると言い、朝食の時間に食堂で待ち合わせを約束して部屋を出た。少し時間をもて遊ぶ事になると、昨夜の記憶がドンドンと蘇り、折角ひとみが落ち着かせた(×××)は、あっという間に臨戦態勢になってしまった。原因になった記憶を脳内で出来る限り忠実に再現し、右手の仕事をサポート。なんとか2つ目に漕ぎ着けて普通にズボンを穿ける様にして、ひとみが置いて行ったワイシャツとライトグレーのズボンで部屋を出た。


 食堂に集まり、食べながら予定の確認、先ずは馬車を買いに行く。

「えっ?魔動車は?」

「あぁ、北都から北はまだ治安が良くない筈だろう?盗賊を返り討ちにして、ワルモノの元締めに辿り着こうって作戦さ。」

確かに、美貴と2人で乗っていても、怪しい馬車が居ても、遠巻きに見ているだけだったし、トーラスが世に知られるようになったのは盗賊の返り討ちだったので、ある意味正攻法だろう。

「それと、皆んなの服、いつもと雰囲気違うね、似合ってるけど、冒険者っぽく無いね。」

「あら?もっと短い方が良かったかしら?」

ひとみがチェックのプリーツの裾を摘んで広げて見せた。

「元の世界の女子高生みたいって思って。丈は充分に短いと思うよ。」

「そうでしょ!高校セーラーだったからね、コッチにしてみたんだ、お兄ちゃん、どっち好き?」

ふと、高校時代のみなみと結依が脳内に登場、ソレっぽく無いほうが良いかな?と、

「コッチかな?多分セーラーも可愛いと思うけど、そうしたら僕は学ランでしょ?それはどうかと思って。」

ズボンのライトグレーはブルー系のチェックに使われている1色だった。

「美貴の周りの中学ってさ、どこの学校もブレザーだったからね、セーラーの方が大人な感じに思って、お兄ちゃんと同じ高校選んだんだよ!」

 制服で選べる様な偏差値の学校では無いが、昴も『近いから』と選んでいたので、まぁ気にしない。


 昴の本日のミッションは、金持ちのボンボンを演じる事。

「ボンボンって歳じゃ無いでしょ?」

「早漏防止でお○ん○んにヒール掛けたでしょ?オーバーヒールと同じ効果みたいね、ハタチくらいかな?自分で鏡見てみたら?」

鏡を見ての自己評価は、大学入った頃。女子と違い、それほど鏡を見つめていなかったので決め手は無いので、まぁそんな程度って感じ。


 宿から徒歩で馬車屋に向かう。商店街の端から端への移動だが、冒険者風の衣装の時と比べ、圧倒的に視線が絡みついた。たかが十数分でナンパらしき声掛けが8回、立ち止まってのガン見、振り返ってからの二度見等等、旋風を起こしながら目的地に到着した。


 馬車も安い買い物ではないので、何度も通ったり、他の店と比較したり、元の世界で自動車を購入する様に結構なイベント。

 ハタチそこそこの若僧が、女の子を引き連れて来店すると、お金持ちのボンボンにほぼ間違い。良いカモが来たと店員が駆け寄る。その辺りは想定済み。店員は2頭立てで、座席が8人、御者台に2人乗れるゆったりしたサイズで濃紺の馬車を奨めた、多分、店内最高値だろう。冒険者なら、目立つ色は避けアースカラーが殆ど、サイズも必要最低限の人数で選ぶ筈。ボンボンのハーレム旅行にしか見えないだろう。しかも即決はせずに値引き交渉がセオリーだが、

「うん、良さそうだね!馬車はコレに決めるよ、あと、馬も頼もうか。」

 あっさり決めると、裏の馬小屋に案内された。ひとみがまた、音の出ないホイッスルを吹く、

「え?今、鳥を呼ぶの?」

「ああ、コレは別の笛よ。馬を見て!」

数頭のうち3頭が明らかにひとみを見ている、試しに移動すると、長い首はしっかりロックオン。そのうち2頭がオスだったので、その2頭に決定。馬車を外せば、乗ることも出来るよう鞍もつけて貰う。

 店内に戻ってお支払い。窓には野次馬が貼り付いているがお構い無しに、ウエストポーチから大きな革袋を出し、そこから大金貨を鷲掴み、カウンターに6枚積んで、手に残った数枚を革袋に戻した。店員は満面の笑みで茶菓子をすすめ、雑談をしながら、手続きを済ませた。


 一度宿に戻り、車庫を貸して貰う。話しはつけてあるので、サクッと入れて結界で遮断、美貴は用意してあったパーツを取り付けたり、交換したりして、見かけは大きめの乗用車のままだが、サスペンションの改良や、壁を装甲車並みに強化、魔石に貯めた魔力で、馬ごとガード出来る結界も張れる。

 仕上げにプレアデスのシンボル、六連星を描いてチューンナップは完了した。


 馬車に乗って市街地を出る。御者台に座った圭織と真理は、すれ違う馬車の御者の視線を手繰り寄せてしまい、あわや交通事故。賢い馬のお陰で、少し渋滞を招いた程度。仕方が無いので、人気(ひとけ)が有るうちは昴が手綱を取ることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ