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船のミッションは順調

 翌朝、昴が目覚めた時にはひとみは既に身仕度を済ませていた。

「船って退屈ね、暇つぶしに、ちょっとお勉強しましょうね。先ずは朝ごはん行きますよ。」

ひとみは、視線で昴を煽り、バタバタする昴を横目にスタスタと部屋を出て行った。

 ひとみに振り回されながら、朝食を済ませ、部屋に戻ると、

「王国の北ってどうなってるのか理解していて?」

「北の2国の事?紫峰義と羅峰寺だね?それなら何となく程度かな?仲は良くなくって、冷戦状態?コチラが発展して、繋がりを模索しているって噂だよね?」

「まぁ及第点ね。その繋がりたい方々には友好的な人も居れば、好戦的な人も居るの。」

「後者が多いんでしょ?」

「傍目からはね。実際は日和見派が殆どね、今問題なのは北の辺境伯が、向こうに付くかも知れないって事ね。」

「そんな事になったら、パワーバランスが保て無いね!でも辺境伯ってさ、王家が最も信頼する貴族だよね?」

「そう言う事にはなっているんだけど、何代も片田舎で燻って居ると、ヘンな気を起こす事も有るみたいね。先々代から北と西の辺境伯家に参謀的な人が入り込んで、今では重鎮に昇った人達がどうも、アンチ王家らしいのよ。」

「え?西にも?」

「ええ、ウラも取れているわ。」

「もしかして、ソレを阻止しに向かってる?」

「半分正解ね、今回は調査だけよ。この船にスパイが乗っている筈だから、王都の黒幕を探るのがミッション、遮音結界解くから、発言は慎重にね!」


 船酔いを克服したひとみは、聴覚をブーストして、あちこちで情報収集。カッコ付けずに言うと、盗み聞き。特に苦労する事も無く、有効な情報が集まった。ご機嫌で部屋に戻ると、

「昼のミッションはクリアね!」

「夜のミッションなんて、気にしなくて良いんじゃないか?嫌な事なんてしないでよ。」

「いつ、私が嫌と言いまして?」

「あ、いや、何でもないよ。それより、今夜は僕、上で寝るね。」

「正常位の宣言かしら?」

「そうじゃなくてね!」

昴は梯子で二段ベッドの上段に上がった。

「じゃあ、灯り消すわね。」

真っ暗になって、ベッドの軋む音?いや、梯子を昇る音?ゴソゴソとひとみが潜り込んだ。

「え?どうしたの?」

「私が下だなんて、一言も言ってませんけど、何か?」

「あ、ああ、じゃあ、おやすみ。」

震えている様子は無いので、おでこにキス、ビクリと反応したが、暗さに慣れてきた目には、うっとりしたひとみ。背中に手を回してもその表情は変わらなかった。


 寝付いた時には、狭いながらも距離をキープしていた二人だったが、目覚めた時には、しっかりと密着、現実としては、ひとみが怯え無いよう、寝返りも気にしていた昴に、ひとみが抱き着いた状態だが、ムクッと起きたひとみは、

「コレ位の事なんて気にしませんわ、小娘じゃないんですから。」

と、言い放つと、目を閉じて唇を突き出した。

 少し慣れて来て、お強請り出来る様になった?昴は少し不安に思いながら唇の距離を縮めた。数センチの辺りで震えを感じたので、少しだけ方向修正、ほっぺに軽く触れ、音だけチュッと鳴らした。

「私が誘ってあげたのに、ほっぺにしか出来ないなんてヘタレね!」

「あ、うん、ゴメン。」

「仕方が無いわね、起きてお食事にしましょう、気分転換よ。」


 食堂で胃袋を満たす。期待はしていなかったが、前日と全く同じ。パンと干し肉とスープ。因みに昼も一緒で、夜だけ干し肉がステーキになる。ただし保存用なので舌は満足出来る代物では無い。その代わりと言ってはなんだが、耳は充分に満足。昨日集めた断片的な情報が繋がり、クーデター計画の概要が浮かび上がって来た。


 他愛もない話しで日中を過ごし、3日目の夜。

「この狭いベッドも今夜までだね、明日は少し広いトコ泊まろうね!」

「あら?私が近くて不服なのかしら?」

「そ、そんな事無いよ!」

いつもなら、言われっぱでいる昴だが、

「ギュッとハグしたら狭いのも少しは有効利用出来るよね?」

「勇ましい事を仰いますね、ヘタレさん。」

「じゃあ、灯り消すよ!」

「え?」

さっと消して、ひとみを抱き締めた。強引に唇を奪い、舌を押し入れる。簡単に侵入に成功し舌を絡める。ひとみは無反応、拒む様子は無いので、目が闇に慣れるまで舌で攻め続けた。

 足元の不安が無くなると、お姫様抱っこでベッドに運び、そのまま重なって、更に舌を絡める。ひとみの舌が反応する様になってから、少し息継ぎして、表情を確かめた。

 うっとりした表情は、昴の作戦の成功を表していた。抱き締めたまま、何度も唇を重ね、動く度に普段触ったりしない部分に触れ、耳と耳とが擦れる位に密着して、捲れたスカートの中を後からそっと触れて見る、拒まれ無い事を確かめ、丸さを確かめる程度に擦って見る。これもお咎め無し。

 状態を少し起こして、タンクトップの上から、膨らみを手のひらで包む。様子を伺いながら、軽く擦り、揉んで見る。更にはタンクトップの裾から侵入、まだ拒まない。下着の上から触り、背中に手を回してホックを外す。直に触り先端を摘むとビクっとしたが問題無し、緊張の連続だった昴は、(×××)に気を配る事も無く、続きを考えた。

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