表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/15

うえhふぉすfほうそf



 階段の下から、声がかけられた。見ると、それはレイの声だった。彼女に続いて、ミランダ、そしてレイセンが、階段を登ってきた。

 ドアンナは、寝ぼけ眼で彼女たちに手を振った。


【レイ 】「それで、どうだった?」

【ドアンナ】「?」

【レイ 】「話したの?」

【ドアンナ】「話したって何を」

【レイ  】「(ಠ_ಠ) アイルに告白できたの?」

【ドアンナ】「(◞ ๑⑈௰⑈)◞ ちょっと、声大きい!」


ドアンナは、思わずあたりを見回した


【レイ 】「別に誰もいないわよ。それで?アイルに告白したの?」

【ドアンナ】「(;・3・) え~それは~むにゃむにゃむにゃ」

【レイ】「え、何?」

【レイ】「……ってない」

【ドアン】「(#°Д°) え、何だって?」

【ドアンナ】「いっとぅえない」

【レイ】「(。-ˇ_ˇ-。) はいはい。言ってないのね」

【ドアンナ】「(TωT) にゃーん」

【レイ】「ε-(´ー`*) まったく情けない奴。せっかく二人っきりにしてやったのに」

【ドアンナ】「うん……でも、もういいよ」

【レイ】「(๑`•᎔•๑)σ なにがもういいのよ」

【ドアンナ】「(。_。*))) あいつにはもう、イリヤという正式な恋人がいるから……」

【レイ】「(ꐦ°᷄д°᷅)  っはあ。あのさあ、お前の気持ちはどうなるわけ?あんなブス、どうでもいいんだよ」

【ミランダ】「ちょっと、そんなこといっちゃだめですよ」

【レイセン】「そうそう。みんな下で待ってるからさ、もう帰ろ?」


 ドアンナは、深い深いため息を付き、ベンチから立ち上がって道を覗いた。歩道に集まっていたアマンダたちは、彼女に気づくと手を振った。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 寮への帰り道は、憂鬱だった。


【レイ】「はあ、憂鬱ね。これからどやされると思うと」

【アンナ】「( ̄▽ ̄;) あははは」


 寮監の説教は、それはそれは恐ろしいものだった。まして今日は、夜の街に王女を連れ出したのだ。拳骨の一本や二本ぐらいは、覚悟しなければならない。

 レイは道の角で立ち止まり、言った。このさきには、女子寮の鉄の門が待ち構えているのだ。


【レイ】「じゃあみんな、怒られる準備はできてる?」

【ドアンナ】「(๑و•̀Δ•́)و おうよ」

 

 レイは返事を聞くと、先陣を切って角を曲がった。

 しかし、いつもなら女子寮の前に仁王立ちして睨みを効かせている寮監が、いなかった。


【アマンダ】「おかしいね。いつもなら先生が立ってるのに」

【レイ 】「(o ̄^ ̄o) 案外あの人もしっぽりはめてるんじゃないの」

【ドアンナ】「ꉂꉂ(๑˃▽˂๑) ぎゃははは」


 彼女たちは門を抜けた。相変わらずあたりはしんとして、人の気配はなかった。


【ドアンナ】「これはチャンスね。さっさと三階に上がっちゃいましょう」


 そういうと、彼女は、植木のケヤキに手をかざすと、魔法の呪文を唱えた。


【ドアンナ】「生い茂る深緑の魔法(エンダーグリーン)


(pic 103 15)


ケヤキは、植木鉢を突き破ると、あっという間に地面に根を喰い込ませた。そして、それは爆発的に、天に向かって成長を始めた。

ドアンナは、そのうちの枝の一本を掴んだ。枝は、あっという間に彼女を三階の高さまで運んだ。

彼女は、窓から部屋の中に飛び移った。

部屋に着地すると同時に、彼女の視界に、異変が飛び込んできた。

それは、ドアンナのベッドの上に横たわる、血まみれに死体だった。

彼女のルームメイトであるマーガレットが、腹を直剣に串刺しにされて、ベッドの上に横たわっていたのだ。


(pic 103 15)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ