うえhふぉすfほうそf
階段の下から、声がかけられた。見ると、それはレイの声だった。彼女に続いて、ミランダ、そしてレイセンが、階段を登ってきた。
ドアンナは、寝ぼけ眼で彼女たちに手を振った。
【レイ 】「それで、どうだった?」
【ドアンナ】「?」
【レイ 】「話したの?」
【ドアンナ】「話したって何を」
【レイ 】「(ಠ_ಠ) アイルに告白できたの?」
【ドアンナ】「(◞ ๑⑈௰⑈)◞ ちょっと、声大きい!」
ドアンナは、思わずあたりを見回した
【レイ 】「別に誰もいないわよ。それで?アイルに告白したの?」
【ドアンナ】「(;・3・) え~それは~むにゃむにゃむにゃ」
【レイ】「え、何?」
【レイ】「……ってない」
【ドアン】「(#°Д°) え、何だって?」
【ドアンナ】「いっとぅえない」
【レイ】「(。-ˇ_ˇ-。) はいはい。言ってないのね」
【ドアンナ】「(TωT) にゃーん」
【レイ】「ε-(´ー`*) まったく情けない奴。せっかく二人っきりにしてやったのに」
【ドアンナ】「うん……でも、もういいよ」
【レイ】「(๑`•᎔•๑)σ なにがもういいのよ」
【ドアンナ】「(。_。*))) あいつにはもう、イリヤという正式な恋人がいるから……」
【レイ】「(ꐦ°᷄д°᷅) っはあ。あのさあ、お前の気持ちはどうなるわけ?あんなブス、どうでもいいんだよ」
【ミランダ】「ちょっと、そんなこといっちゃだめですよ」
【レイセン】「そうそう。みんな下で待ってるからさ、もう帰ろ?」
ドアンナは、深い深いため息を付き、ベンチから立ち上がって道を覗いた。歩道に集まっていたアマンダたちは、彼女に気づくと手を振った。
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寮への帰り道は、憂鬱だった。
【レイ】「はあ、憂鬱ね。これからどやされると思うと」
【アンナ】「( ̄▽ ̄;) あははは」
寮監の説教は、それはそれは恐ろしいものだった。まして今日は、夜の街に王女を連れ出したのだ。拳骨の一本や二本ぐらいは、覚悟しなければならない。
レイは道の角で立ち止まり、言った。このさきには、女子寮の鉄の門が待ち構えているのだ。
【レイ】「じゃあみんな、怒られる準備はできてる?」
【ドアンナ】「(๑و•̀Δ•́)و おうよ」
レイは返事を聞くと、先陣を切って角を曲がった。
しかし、いつもなら女子寮の前に仁王立ちして睨みを効かせている寮監が、いなかった。
【アマンダ】「おかしいね。いつもなら先生が立ってるのに」
【レイ 】「(o ̄^ ̄o) 案外あの人もしっぽりはめてるんじゃないの」
【ドアンナ】「ꉂꉂ(๑˃▽˂๑) ぎゃははは」
彼女たちは門を抜けた。相変わらずあたりはしんとして、人の気配はなかった。
【ドアンナ】「これはチャンスね。さっさと三階に上がっちゃいましょう」
そういうと、彼女は、植木のケヤキに手をかざすと、魔法の呪文を唱えた。
【ドアンナ】「生い茂る深緑の魔法」
(pic 103 15)
ケヤキは、植木鉢を突き破ると、あっという間に地面に根を喰い込ませた。そして、それは爆発的に、天に向かって成長を始めた。
ドアンナは、そのうちの枝の一本を掴んだ。枝は、あっという間に彼女を三階の高さまで運んだ。
彼女は、窓から部屋の中に飛び移った。
部屋に着地すると同時に、彼女の視界に、異変が飛び込んできた。
それは、ドアンナのベッドの上に横たわる、血まみれに死体だった。
彼女のルームメイトであるマーガレットが、腹を直剣に串刺しにされて、ベッドの上に横たわっていたのだ。
(pic 103 15)