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01話 レベルアップ

私は、あの後

こっぴどく大女神であるミカヅチ様に叱られた。

後輩のミスは先輩のミスだと。

そして、勇者様のお供をしろと言われた。

さらに世界を救えと。

どうやって、救うのよ!!

トマトしか出せない勇者と!!!!


「ていうか私は全く悪くないのに!!!

キィーーー!!!」


「うるさいぞいきなり大声を出すな」


勇者ユウタが言う。


「ごめんなさい…」


「あんたら女神のせいで俺は酷い目にあってるんだ、ちゃんと援護してくれよ?」


「確かに、貴方に悪い部分は全くないわ…

トメィトなさい」


「ごめんなさいだろうがあああああ、

てめぇやっぱふざけてんなああああああああ」


バシィ!

私はユウタのビンタをお尻に食らう。

ひどい!

ママにもぶたれたことないのに!

まぁ女神だから、この程度

痛みなんてないのだけれどね!


「だってだって!!私は数々の強い勇者を召喚してきた熟練の女神よ!!それなのにそれなのに…

こんな仕打ち…!」


「お前にはもっと反省してもらわんといけないようだな…」


ユウタは、またビンタをする構えをしている。

ま、まずい…

痛みはないけれど、このままビンタを貰えば

私の女神としての

プライドがズタズタになってしまうわ。

そうだ…!

1つ大切なことを忘れていたわ!!


「ま、待って!!今回は特例だから私の力で貴方のレベルを少しあげることができるの!」


「レベル…?」

ユウタはそれを聞いて少し落ち着いたようだ。


「もしかしたら、スキル、トメィトゥも進化するかもしれないわ!!!」


「おおおおお!早速上げてくれ!!」


はああああああ!私は手のひらに力を込めて、

ユウタに呪文をかける。


「全ての女神よ…!私の力となりこのもののレベルを上げよ!フェアリープロテクション!!!!」


そうするとユウタの身体は、小さな妖精たちに囲まれ、妖精たちによって力を与えられているようだった。そして、

しばらく経つと、妖精は消えた。


「ど、どうだ、何か変わったか?」

ユウタは興味津々でこちらを見ている。


「今確認するわ!!」


ええーと。ステータスはっと…。


ステータス

勇者ユウタ

レベル15

体力 300

攻撃力 100

防御力 98

素早さ 80


うーん。

平凡だけどステータスは上がってるわ!

スキルはどうかしら…!


スキル トメィトゥ

スキル習得 トマト・カッター


「トマト・カッター?を覚えてるわ!!!

なんか弱そうだけど

もしかしたら強いスキルかもしれない!!」


「本当か!!!」


「ええ!早速試したいところだけど、

どんなスキルかわからない以上

この町じゃあ撃てないわね。狭すぎるわ。

まぁとりあえずお腹が空いたでしょ?まずは食事をとりましょ!」


「わかった!」


機嫌を取り戻したユウタと私は食堂へ向かった。



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