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プロローグ

書き溜めはありませんのでゆっくり進行です。

宜しくお願い致します。

「僕、異世界に転生するから、大丈夫、だよ?」

 

 ベッドに横たわり、全身が管だらけになっている少年が途切れ途切れになりながらも口にした。

 それは症状が悪化する最近まで少年が夢中になって読んでいた、素人小説の投稿サイトで人気となっていたジャンルだ。

 事故などで不慮の死を遂げた地球人が、世界を管理する神様の計らいによってチートな能力を貰って異世界に転生し、無双するのがテンプレとなっている。


 「異世界で使える、現代知識も、必死で覚えたんだ」 


 文明的に遅れたその世界で、進んだ地球の知識を披露する展開も鉄板である。


 「魔法で、空も、飛べるんだよ」


 それはかねてからの夢であった。

 異世界で幼い頃から魔法の修練を始めておけば、それくらいは可能な筈だと考えている。


 「だから、怖く、ないよ」


 熱に浮かされているのか夢に陶酔しているのか、天井を見つめる少年の目は輝いている様に見えた。


 「怖く、ない」


 それきり口をつぐむ。

 そして暫くし、少年は生まれ変わった。

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