ストーリーにほとんど出てこない裏設定集
読んだら最後らへんの話が分かるようになるかも?
◉異世界◉
蝶のような形の大陸一つと海の世界。
右上の翅全部が魔界で、人間は主に翅と翅の間の土地に住んでいる。
また、生物や土地、魔力などをそれぞれ司る『神』のようなそんざいがいて、世界を管理している。
◉魔神◉
正式名称は『魔を司るもの』。
さらに正確に言えば、魔力、世界に満ちるエネルギーの化身。
大陸の右上の土地が、他と比べてエネルギーが溜まりやすく淀んでしまうので、そこを自分の領域『魔界』として管理している。
◉神◉
人間が『神』と崇めるもの。
正式名称は『人を司るもの』
さらに正確に言えば、知的生命体を司るものであり、知性と理性の化身。
主に人間を管理している。
◉魔界◉
大陸の右上の翅部分。
他の土地と比べて、魔力が溜まりやすく、濃度が高い。
濃い魔力の影響で、他の土地にはない個体の生命力や、戦闘力の高い生物が生まれる。
また、魔界生まれでない生物は、魔界では長く生きる事ができない。
◉魔力中和機関◉
魔力が溜まりやすい魔界では、魔力が淀んで高濃度の魔力沼が発生する。
魔力沼は、魔力を多く保有する魔界生まれの生物でさえ魔力汚染し、死にいたらせてしまう。
そこで魔神が創ったものが魔力中和機関。
【魔王】と【魔王城】の二つで構成されていて、魔界の魔力を回収し、中和した魔力をまた魔界に注ぐ、という仕組みになっている。
◉魔王城◉
魔力中和機関の一つ。
機関部とも言える。
それ自体が、魔界の大部分の魔力でできている。
城の中央、地下に魔神の力の一端と繋がる魔陣が刻まれてあり、それが魔界全土からの魔力の回収、また、魔界全土へ魔力を放出する働きを持つ。
また、魔王城は、名前の通り魔王のための城で、魔王の住居であり、魔王の意思に従ってその姿を変える。
◉魔王◉
魔力中和機関の一つ。
それの心臓部。
正確には、魔王の魂が部品となる。
魔王城の地下の魔陣に魂をはめる事で、魔王城と繋がり、その魔力で魔王城を起動させる。
また、その魔力に魔界からの魔力を通す事で中和する。
魂がはめられても、肉体は自由に動けるが、死ぬまで役目が変わる事はない。
また、巨大な魔力と繋がっているため、ほぼ不老不死となり、殺されない限り死ななくなる。
◉魔王城の歯車◉
魔王城は魔力の塊が城の形を成している物。
その魔力でできている魔法生物の事。
全て人型で、身長が1mぴったりの種族。
歯車は自称で、種族名としてはフルヴアと呼ばれる。
魔王城の機能の一つであり、魔王城の維持、管理、そして魔王の世話をする。
魔王城から魔力供給をされているので、魔王が死んで魔王城が停止すると、一時的に魔力に還元される。
また、兵士など役割によっては1m以上の身長を持つハイフルヴアというのもいる。
◉歯車筆頭◉
歯車の中で、核を持ち、魔王城が停止しても自力で存在できるハイフルヴア。
個体名はカユラ。
魔王城起動時には、魔王補佐として魔王に仕え、また歯車筆頭として歯車たちをまとめる役割を持つ。
魔王城停止時には、魔王候補を導く者として働き、また魔王不在中の魔界の掟の番人となる。
◉魔術と魔法◉
魔術は人間が使うもの。
魔法は主に魔族が使うもの。