釧路 台知(くしろ だいち)の場合 その8
『やァ~。初めまして…?ダヨネ?』
「……え。…………あっ!はい。まぁ、初めまして…ですね…?」
『んー。なんか…見たことあるよーなー??』
「………あ、あの~…。少し聞いてもいいですか?」
『ん?なんだーい??僕でいいならなんでも答えるよ~(*´∀`)』
「…………………なんで、空飛んでるんすか?」
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上から2回も声をかけられた!!
なんなんだコイツら!
俺の常識の枠を遥かに越えてる!!
もーなにがなんだか意味が分からない!!
しかもイケメン!!
なんでイケメン(←大事なことry)ばっかなんだよ!!
『んんんん~?僕がなんで空を飛んでるのか分からないの~?』
聞こえてきた声はいつの間にか俺の目の前に来ていた。
「え?…わっ!……あ、…はい?」
『う~ん。……ねぇ。〃魔法〃って…分かる?』
「……?魔法?…ですか?」
『そう。この世界にある魔法の力。…知ってる?』
「…い、いや。知らないッスけど?」
……え?え??なに、コレ?魔法?え?この世界には魔法が存在すんのか?
…あ、いや。そーいえば、俺が目を覚ましたときにも〃魔力〃がどーのこーの言ってたよーな??
ってことは…この世界にはフツーに魔力が存在していて。
それを知らないのは…おかしいってことに…なんのかな?
…………………わからん。
頭がパンクしそうだ。
『う~ん。そうか。魔法のこと知らないのか…。』
……んん?
なんか、すっごい見られてる気がするんだけど?
『魔法のことを知らないのに…この魔力…。』
………(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)。
……な、なんだ?…この人、異様に目が輝いてるぞ!?
『…じぃーーーーーーーーーーーーーーーーっ。』
声に出しながら見つめてきたぁーーー!!!
なんなんだ!!なんだ!この空気は!!
なんでもいいから助けてくれ!!!
おい!!そこの目ぇ反らしてる4人!!!
見なかったふりしてないで助けろ!!
なに!?そんなにこの人と関わりたくないの!?
そんなヤバイ人なの!?
そんな人と関わりたくないんすけど!!?
だーれーかー!!!!
たーすーけーてーーーー!!!!!!
『ねぇねぇねぇ。』
ビクッ!!!
……な、なんだ?…何を言い出すんだ!!?
『……ちょっと、実験してもいい?( ☆∀☆)キラーンッ!!』
あ、コレ、オワタ。
「……じ、実験f(^_^;)?」
スルッと相手の口から出された言葉になんとか反応する。
『うん♪そうそう。実験☆☆( ☆∀☆)キャハ♪』
………スゴい笑顔で言われた…。
実験て、あれだよね?
なんか、体にイロイロ付けたり、電磁波…?とか?なんか、そんな感じのアレだよね??
そんなのしたくないよ??
いやだいやだいやだいやだいやだ。
絶対いや!!
『ちょこっとね?体をうかせるだけだよ~☆♪』
「……………は?」
「体を……浮かせる?」
『うん♪そうそう。出来るでしょ?』
いやいやいやいや。
んなのできるかー!!!!!!!!?
「ムリムリムリムリ!!そんなのできねぇよ!!!!」
『え?』
……………??
なんか、固まったんだけど????
…どーしたの??
『…あ、そつか~。魔法を知らないから、やり方がわかんないのかな~?』
??????
え?なに?
この世界では宙に浮くことは常識なの?
なにそれ。
こわい((((;゜Д゜)))。
『んー。どーしよう。…あ!そうだ!僕が浮かせれば…「断る!!」………えー( ・ε・)。』
「えー。じゃないっ!!」
『じゃあ、どうやって浮かせればいいの~?』
「浮かないという選択肢はないのか!!!?」
『…………………………あぁ。』ポンッ!
ポンッ!じゃねぇよ!!ポンッ!じゃっ!!
なんなんだよ!こいつ!!あほか!?アホなのか!!?
『ん~。でもさすがにこのまま此処にいるのもねぇ~。』
「ん?なにか問題でもあるんスか?」
『んー。問題…うん。問題かなぁ~?』
?????何を悩んでんだ?
なんかあるなら言ってほしいんだけど…。
『おい。ザイネ。』
お?…あ、ガルド…?…でしたよね、うん。たしかガルド…
『どしたの~?ガルド~。』
あ、あってた。ヤリィ♪
『このまま此処にいては結界の再集結がはじまるぞ。この件は異例。マーシェルのところまで俺達が連れていくほうが安全だ。…こいつが何者であろうと、3人いれば十分だろう。』
??…結界の…再集結??
なに?それ?
俺は足りない頭で考えてみることにした。
えーと、…結界は、あれだろ?なんか、身を守る的な役割を果たすやつだろ?
んで、それが、再集結…だから…。
再び…集結??
えーと、…んー?
…もっかい、結界が出来る…?って…ことか?
『ん~。…そうだね~。…うん。それが一番安全かな~?』
『じゃあ、マーシェルちゃんのとこ行くの?』
『おい。スアム。失礼な呼び方はよせ。』
『んー?それを、ガルドに言われたくないねぇ。マーシェル…なんて、呼び捨てにしてるくせにさ。』
『俺は許可を得ている。貴様のように馴れ馴れしくしていない。』
『はぁ?だったらボクだってきちんと許可を取ってるよ!』
『あれは無理矢理だろう?あいつが断れないのをいいことに押しまくっただけではないか。迷惑を考えろ。』
『五月蝿いなぁ…。そんな風にいうなら君の行動だって迷惑行動ばかりじゃないか。』
『なんだと?』
『なんだよ?』
バチバチバチバチバチバチバチッ…!!!!!
…青vs緑……。
…美人が怒ると怖いってほんとうなんだな…(遠い目)…(-.-)(-.-)
『ん~。二人はほっといて行こうか♪』
「…え?…あ!はい…。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ケンカ?…している2人を置いて(たしか)…ザイネ…?さん?(だったかな?)に腕を引っ張られて走る俺は、このあとの事を全くもって予想していなかった。
わぁぁぁぁぁあ!!!((((;゜Д゜)))
久しぶりすぎる投稿!
遅れすぎ!自分の馬鹿!ボカッ!バキッ!ドゴッ!
…と、四肢を折ったところで、今回のおはなしー。
今までの登場人物の名前がやっと全部でたー。
ガルドにー、スアムにー、ザイネにー、ノイクにー、ピエロ~♪
あ、ちなみに、スアムの髪の色は緑なんで、
青vs緑です。はい。
…まだまだ出るんだぜ…ふっ(T▽T)
…頑張るます。