05 王国暦六〇〇年 ヴェルソ 十五日
「フラーダリー!」
「エル。久しぶりだね」
フラーダリーが微笑む。
今日はアレクの卒業式だ。
卒業式は校舎と宿舎以外の施設が一般開放されているから、フラーダリーがアレクの卒業式を見に来てる。
「元気だった?」
それ、会ったら必ず聞かれるな。
「見ての通り。元気だよ」
「良かった。三日の花火は私も見たよ」
「本当?」
「綺麗だったね」
フラーダリーも見てくれたんだ。アレクから聞いてたのかな。
「一緒に講堂に行こう」
「やることがあるから、先に行ってて」
今日は、たぶん講堂には行けないけど。
卒業式が終わって卒業生が講堂から出てきたら、花火で祝砲を打ち上げる予定だから。
「また三人で面白いことでも考えているのかな」
「そんなとこ。今夜も空を見上げていて」
「ふふふ。楽しみにしているよ」
花火は夜にも打ち上げる予定だ。
今度は三人で計画を立てたから、前よりも上手くやれるだろう。
でも、シャルロとカミーユが居ない間にやっておかなくちゃいけないこともある。
「立春の長休みには帰って来るかい」
「新入生の歓迎会の準備があるから、帰れないと思う」
劇の演目は、眠り姫と七人の小人に決まったらしい。
音楽係がやることはまだないから、道具の制作を手伝っている。
「残念だな」
そんな顔…。しないで。
「ポアソンの十五には帰るよ」
去年も、その日に帰ったから。
「本当?楽しみにしているよ」
…喜んでる。
「じゃあ、先に行っているね」
「いってらっしゃい」
フラーダリーを見送る。
『用件はそれだけだったのか?』
「そうだよ」
会いたかっただけ。
でも、会ってわかった。
すごく会いたかったって。
会いに来てくれて、すごく嬉しかったって。
なんでだろう。
別に、何か用事があったわけでもなんでもないのに。
…次に会えるのはポアソンの十五日。
花を買って行こうかな。
花をプレゼントすると喜んでくれるから。
走って、講堂の裏に回る。
『校舎に戻るんじゃなかったのか?』
カミーユにはすぐ戻るって言ったけど。ちょっとやっておきたいことがある。
「魔法陣を描こうと思って。誰も居ない?」
『居ない』
それじゃあ。
小枝を拾って、足元に炎の魔法陣を描く。
「温度を上げる神に祝福された炎の精霊よ。熱気の眷属よ。我に応え、その姿をここへ。…ロジェ。居るなら応えて」
『名指しで呼ばれちゃったら断れないね』
ロジェが目の前に現れる。
「ありがとう」
『僕に用事?』
「今日の夜に、花火の点火を手伝ってもらいたいんだ」
『花火って、アレクの誕生日にやってたのかな』
頷く。
『点火の仕方はわからないよ』
「時限式の花火を用意するつもりなんだ。導火線に火をつけていくから、その火が途中で消えそうになったら付け直して欲しい」
炎の精霊に頼むことはシャルロとカミーユには言ってない。
『つまり、火の番をして欲しいんだね』
「お願いできる?」
『良いよ』
「代償は何が良い?」
ロジェが笑う。
『難しいことを覚えたね。前は聞かなかったのに』
「…知らなかったから」
魔法陣で呼びだした精霊にものを頼む時は、精霊のお願いを聞かなくちゃいけないって。
『良いんだよ。火の番ぐらいやってあげる』
「そんなの駄目だ。精霊の力は奇跡なんだ」
『心配要らないよ。花火を上げるってことを教えてくれただけで十分だ。養成所で火事が起こったら大変だからね。火の番なんて、エルが頼まなくってもやってあげることだよ』
『エル。これ以上の問答は不要だ。人の気配も近づいてる』
「…わかった。ロジェ、お願い」
『契約成立だね』
ロジェが顕現を解く。
『花火の点火まで、僕は君の傍に居るよ。用事があったら話しかけてくれれば良いからね』
頷くと、誰かが走って来るのが見えた。
「エルロックだよね」
「誰?」
見たことのない女の人。
何故か、バイオリンケースを二つ持ってる。
「初対面じゃないんだけどな。アレクと同じクラスのパメラだよ」
「知らない」
少なくとも名前を聞いたのは初めてだろう。
「失礼ね。あぁ、のんびりお喋りしてる暇はないのよ。急ぎのお願いがあるの。音楽室からアレクのバイオリンを取って来て」
そう言って、パメラがバイオリンケースの一つを開く。
「中身が空っぽなの、これ。もうすぐ演奏会が始まる。私の演奏の後にアレクの演奏があるから急いでね」
「アレクのバイオリンがどれかなんて…」
「ケースなしで置いてあるのなんてアレクのだけだから大丈夫。…はい、頼んだよ。急いでね」
無理やり俺に空のバイオリンケースを押し付けて、パメラが走って行く。
『急ぎの用事みたいだね』
『行くのか?』
「…行かないと」
走って校舎を目指す。
アレクのバイオリンなら、きっとみんな聞きたいだろう。
…でも。
アレクは演奏するなんて言ってなかった気がするけどな。
※
音楽室の中に入る。
何故かカーテンが全部閉まっていて、部屋の中が薄暗い。
それに、甘ったるい匂いがする。甘いケーキに使われる香料みたいな。
なんで?
バイオリンを持って、早く音楽室を出よう。
机の上にある楽器の傍に行く。
違う。これ、バイオリンじゃなくてビオラだ。
アレクのバイオリンはどこだ?
間違えてビオラケースに入ってる、なんてことはないと思うけど…。
『エル?どうした?』
「なんか、気持ち悪い」
『大丈夫かい?』
「大丈夫」
甘い匂いのせいで、少しくらくらするだけ。
窓を開こう。
窓際に行ってカーテンを開くと、何か粉が舞って、思わず咳き込む。
「何…、こ……れ…」
くらくらして…。
『エル?』
『エル!』
※
…熱い。
近くで熱を感じる。
息が苦しい。
うっすらと目を開いた先に見えたのは、暗闇の中で燃え盛る炎。
触れられるほど近い場所が燃えている。
え?
炎を発しているのは、炎の精霊?
あれは…。
「!」
この、声!
何度も夢の中で聞いた声が、すぐ近くで響く。
精霊の断末魔の叫び。
声にならない声。
耳を塞いでいても、聞こえる音。
これは、夢?
頭がぐるぐる回るような、落下するような感覚。
ずっと反芻し続ける音。
忘れもしない音。
…でも、これって、俺が知ってる声とは少し違う。
叫んでいるのは、誰?
頬に、ひんやりとした雫が落ちる。
雨…?
光が射し込んで。
誰かが、俺の手を取る。
その瞳…。
「…イリ…?」
会いたかった。
※
目を開く。
『気が付いたか』
「メラニー」
ここ、俺の部屋?
…さっきのは、夢?
『随分長い間気を失っていたんだぞ』
長い間…?
柔らかいベッドの上で体を起こし、灯りのある方を見る。
「シャルロ。カミーユ」
二人が机の傍に居る。
「起きたのか」
シャルロが俺の傍に来る。
カミーユは机に突っ伏して寝てるみたいだ。
「今って夜?」
「そうだ。何があったか覚えてるか?」
何があったか…?
「音楽室にアレクのバイオリンを取りに行って…」
「誰に頼まれた?」
「パメラって人。アレクと同じクラスだって」
「そうか」
自分の記憶を辿る。
まだ、夢でも見てるみたいな感覚だ。
上手く思い出せない。
「音楽室のカーテンに眠りの粉が添付されていた。お前はそれにやられたんだよ」
あの粉…。
あれって眠りの粉だったのか。
あの後から記憶が飛んでる?
「その後は?」
「それだけだ」
本当に?
それって、アレクの卒業式が始まる前じゃないか。
今が夜なら、かなり寝てたことになる。
眠りの粉の効果ってそんなにすごいのか?
寝過ぎてだるい。
なんだか変な感じ。
何か忘れてる。
…そうだ。
「ロジェ」
声をかけて、辺りを見回す。
返事がない。
「ロジェ、何処に居るんだ」
「何故、ロジェがここに居ると思うんだ」
「約束したんだ。俺の傍に居るって。呼ぶだけで答えてくれるって。メラニー、ロジェはどこに行ったんだ」
『ロジェは今、人間と契約している。呼び出すことは出来ない』
「契約?誰と?」
『他人の契約については語れない』
「ロジェは養成所を守る精霊なのに」
誰かと契約するなんて?
俺との約束だってあるのに…。
ロジェがそんなことすると思えない。
なんだ、この違和感。まだ夢でも見てるみたいな。
…夢?
夢の中で見た、炎の精霊。
あれはロジェだった。
だったら、俺が聞いたあの悲鳴は…。
「メラニー、ロジェは生きてる?」
『…生きている』
じゃあ、あれはやっぱり夢…?
シャルロが溜息を吐く。
「仕方ないな。…ロジェ。出て来てくれ」
「え?」
『この姿は、あまり見られたくなかったな』
目の前で炎の精霊が顕現する。
「ロジェ!」
全身から発せられる精霊特有の光が明らかに減少していて、体の一部から垂れた一筋の赤い糸が揺れている。
「これは…?」
『ロジェは怪我をしているんだ』
「怪我って、一体何が…」
「顕現している時に大きなダメージを負うと、精霊も死に至る傷を受ける。ロジェの場合は、顕現している時に大量の水を浴びたんだ」
「なんで…」
「一から説明してやるから聞け。お前は誘拐されそうになったんだ」
「誘拐?俺が?」
「お前はフラーダリーの子供だ。魔法部隊に反対してる連中の嫌がらせだよ」
魔法部隊に反対してる人が居るっていうのは聞いたことがある。
フラーダリーは、国の為に魔法部隊を作ろうとしてるだけなのに…。
「気を失ったお前が箱詰めされて誘拐されると気づいたロジェは、お前と一緒に箱の中に入った。その後は、近くに味方がいることをメラニーが感知し、ロジェが箱を燃やして俺たちに知らせたんだ」
あの熱さは夢じゃなかったんだ。
「火の手が上がった箱の中にお前が居ると気づいた俺とカミーユは、炎を消すために水の玉を使った。それでロジェは致命傷を負ったんだ」
「水…」
精霊は自然の摂理に逆らわない。
炎の精霊であるロジェは水に弱いんだ。
「ごめん、ロジェ。俺のせいだ」
「お前には直接関係ないことだ」
「でも、ロジェは俺を助けるために…」
『良いんだよ。養成所の子を守るのは僕の役目。エルが無事で良かった』
精霊はみんな優しい。
「痛くない?」
赤い糸に触れる。
死に至る傷。
ここから魔力が自然に流れ出てるんだ。
『平気だよ』
「このまま魔力が出続けたら…」
精霊は魔力を失うと死んでしまう。
『大丈夫。シャルロが契約してくれたからね』
「人間と契約すれば、精霊は魔力を安定的に補給できる術を得る。時間はかかるが、その傷が癒える見込みがあるらしいな」
「傷を治す方法は?」
「精霊の傷を治せるのは神の力だけだ。これが、今出来る最善の方法なんだよ」
神の力…。
窓際に置いてある月の石を見る。
「あ…」
淡く輝いてる。
青白い光。
昔、俺が見たのと同じ。
「エル?」
ベッドから出て、窓を開く。
満月。
…出来るかもしれない。
あの精霊がやっていたように。
その場に跪いて、祈る。
「月の女神よ。どうか祈りを聞いてくれ。…傷ついた精霊を癒す為に、その力を分けて欲しい」
天上で輝く月から、一筋の光が月の石に降りる。
そして、月の力で煌めく月の石から、輝く一輪の花が芽吹く。
咲いた…。
月の石を持って、ロジェの傍に行く。
「ロジェ、これを」
ロジェが首を横に振る。
『エル。これは炎の神の力ではないね』
これは、月の神の力。
『僕は炎の精霊。炎の神からしか力を得ることは出来ないんだ』
だめなのか…。
「エル、この花は何だ?」
「誰にも言わないって約束してくれる?」
「カミーユにも?」
「カミーユは良いけど」
「わかった。約束しよう」
二人なら大丈夫。
少しぐらい、昔のことを話しても。
「これは、砂漠に咲く月の花」
月の精霊の秘密。
「満月の晩に月の石から咲く、精霊を癒す特別な花なんだ。…でも、ロジェの傷は癒せないって」
月の花で癒せるのは月の精霊だけらしい。
「月の花…」
シャルロが月の花に触れると、月の花が崩れる。
「人間が触れても意味ないんだ」
これ、月の渓谷で見たものとは違う花なのかな。
やっぱり月の精霊が祈らなければだめなのかもしれない。
月の精霊が俺にくれた花は形が残ったはずなのに、今のは崩れてしまったから。
『あ…』
「ロジェ?」
ロジェが光ってる?
『力が…』
『ロジェの傷が治っていく。どういうことだ?』
治ってる…?
「これは、賢者の石なのか?」
「賢者の石?」
「触れた者の魔力を回復することのできる魔力の結晶。精霊の傷を癒すと言われている、今では失われた錬金術の知恵だ」
錬金術の…?
「これは、そんな石じゃない」
アレクが砂漠から持って来た、ただの月の石。
「でも、もしかしたら月の花は人間の魔力を回復してくれるものなのかも」
人間が一度に貯めておける魔力は限られていて、その余剰分は契約時に精霊に渡す約束をするのが精霊と人間の契約。
『違う神の力が、人間を通して精霊を癒す魔力となったということか』
炎の精霊特有の温かい光。
さっきの赤い糸も消えてる。
『あぁ。なんて気持ちが良いんだろう。とても温かい魔力で満ちてるよ』
「本当に、元気になった?」
「傷が癒されたのか?」
『そうだよ。奇跡だ。本当に、君たち人間は素晴らしいね。精霊には不可能なことをやりとげるんだから』
人間が間に入ることで、精霊を救うことが出来るなんて…。
『ありがとう。シャルロとエルは僕の恩人だよ』
「ロジェこそ、俺の恩人じゃないか」
誘拐されそうになった俺を助けてくれたんだ。
ロジェがくすくす笑う。
『ところで、君たちは今日やることがあったんじゃないのかい』
「やること?」
「…エル。そろそろカミーユを起こして仕上げをするぞ」
「仕上げ?」
「昼に祝砲を打ちそびれたからな」
そうだ。今日はアレクの卒業式。
「やる!」
早くカミーユを起こさないと。
「カミーユ!」
大きな声を上げたのに、全く起きる気配のないカミーユを蹴る。
「起きろ!」
「いってぇ…。何すんだよ」
「いつまで寝てるんだよ」
寝ぼけたまま顔を上げたカミーユが、俺の顔を見て驚く。
「エル?気が付いたのか?…ロジェ?なんで顕現して…」
「説明は後。花火を上げに行くぞ」
「…はいはい。わかったよ」
欠伸をしながらカミーユが大きく伸びをして、立ち上がる。
二人とも、何も聞かずに傍に居てくれる。
そういうところが…。
「ブレスト、顕現してくれ」
『あー?なんだよ』
目の前に紫の精霊が顕現する。
「何?この精霊」
初めて見る。
『どいつもこいつも。俺様が何の精霊か知らないなんてどうかしてるぜ』
「雷の精霊か」
シャルロは知ってるんだ。光の精霊の亜種なのかな。そんな感じがする。
「雷の精霊なんて初めて見た。カミーユの精霊なのか?」
「そうだよ。名前はブレスト」
『雷の魔法でも見せてやるか?』
「見たい」
「やめろ。お前の魔法は被害がでかいんだよ」
「見たいなら、魔法研究室にでも行け」
「魔法研究室?」
「魔法を使っても平気な部屋だ」
今度見せてもらおう。
そうだ。
「メラニー、顕現して」
『了解』
メラニーが顕現する。
シャルロはロジェのことを教えてくれたし、カミーユも紹介してくれたから。
「闇の精霊のメラニー。すごく優しい精霊なんだ」
ラングリオンに来て良かった。
人間と精霊は、上手く付き合って行けるものなんだって、知ることが出来たから。
そして…。
「カミーユ、シャルロ」
「何だ?」
「何だよ」
…言わなくても、良いか。
「何でもない」
「変な奴」
「ほら、仕上げに取り掛かるぞ」
「ん。一緒に行こう」
二人の腕に自分の腕を絡める。
一緒に居てくれてありがとう。
二人とも、大好き。
※
花火の仕掛けを闇の魔法で隠して、メラニーに周囲にトラップを作ってもらう。
後のことは精霊に頼んで、三人で宿舎の屋根の上に登る。
「ブレスト、来い」
カミーユがブレストを召喚する。
契約関係にある精霊は、契約者がいつでも傍に召喚できるのだ。
『順調だぜー』
カミーユがブレストを呼んだタイミングで、ロジェが花火に点火する。点火の仕方はシャルロが教えていて、ロジェなら安全に上手くやってくれるらしい。
夜空に打ち上げ花火が上がった。
全部で七発の予定。
「一、二」
「三、四」
「五、六」
アレクとフラーダリー。見てるかな。
後は、最後の一つ。
夜空の高い位置で、三重の輪を交差させた花火が上がる。
碧色の輪が二つと、紅色の輪が一つ。
「成功したな。…ロジェ、おいで」
シャルロがロジェを召喚する。
『後はメラニーに任せて来たよ』
花火が打ち上がった場所を見ると、水があちこちで噴き出しているのが見える。
水の玉をメラニーに渡して、事後処理を頼んであるのだ。
メラニーは器用に何でもできる。
「さっきの花火、名前つけようぜ」
「名前?」
「俺とシャルロの碧眼に、エルの紅の瞳。俺たちのサインにぴったりだろ」
…紅の瞳。
二人とも、俺の瞳のことを嫌わない。
「頭文字を取ると、El、Ca、Chaか?」
Camille
Charlot
Elroch
良い組み合わせは…。
「カミーユはMiにして、Mi、Cha、Elは?」
「ミカエルか」
「おー。かっこ良いし、それにしようぜ」
Michael。
「警備員が集まって来たな」
「そろそろメラニーも呼んだ方が良いんじゃないか?」
「ん。メラニー、来て」
メラニーが俺の前に現れる。
『順調に終わった』
「ありがとう」
今回も楽しかった。
「今度は何しようかな」
「また錬金術の本でも読み漁るか」
「その前に。選択授業は決めたのか?」
「決めたよ」
この前、ユリアと。
「俺も決めたぜ」
「カミーユは魔法の授業を取るんだろ?」
「錬金術と騎士の授業を取るんだよ」
カミーユも錬金術を取るんだ。
「何だ、その選択の仕方は」
「これで良いんだよ」
「シャルロは?」
「俺の専門は法律だ」
法律の授業はメインの科目じゃない。
「じゃあ、錬金術も取って」
「もともと、そのつもりだ」
やった。
皆で錬金術を勉強すれば、また面白いことが出来るに違いない。
「さて、見つかる前に帰るか」
「ん」
「了解」
明日は何しようかな。




