【プロットタイプ】良ければ使え
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
瑠衣って鏡花の事見てるから。
ついでに言うと飼い犬だと思ってるから。
その上、髪フェチなので、使いそうな物は置いときます。
シャンプーブラシって言うんですけど。
夏になると買ってしまう物がある。大量の汗を掻くので、頭が痒くなる。だからシャンプーブラシが欲しくなる。でも大抵、様々な理由を付けて、使わなくなるのだが。
夏になると風呂場にシャンプーブラシが置かれている。種類は様々だ。取り外し可能な物から、一体型となっている物、持ち手が盛り上がっている物から、平らな物まで。
大抵は夏が終われば何処か消えている。置き忘れたか、捨てたか、興味が失せた物に対する扱いその物だった。
だが流石に懲りたのか、今年は置かれて居ない。そろそろ学習する頃合なのだろう。
ある時、薬局でトリートメントを籠に入れていると、隣の棚にシャンプーブラシのコーナーがあった。鏡花が購入していた物が殆ど揃っていた。だがしかし、無いものもあった。
持ち手と棘が一体型しているシャンプーブラシ。別に買わなくても済むだろう。だが、風呂場に置いてあったら使うだろう。そう思うとついでに購入する事にした。
買い物から帰ってきたら即刻、風呂に入ると思うので、棚にそのまま置いておく。それで様子を見てみるか。
シャンプーブラシを買いたい。けれどもどうせ、『取り外し面倒』、『指で洗った方が気持ちいい』という理由で、なくす事が多い。そろそろ学習をしたので、買わない事にする。旅行先まで欲しくなったら困る。それで良い。 そう思いながら、薬局を通り過ぎた。
家路に着くと瑠衣が先に帰って来ていて、何時もの様に淡々と文字を売っている。
「風呂入って良い〜?」
顔を上げる。無表情だが嫌なら何かしら声が聞こえて来るので、了承という事だろう。だから保湿剤を持ってそのまま浴槽に消えた。
すると棚に無かった物が置かれていた。私が欲しいと思っていたシャンプーブラシ。まだ下ろしたて。使った形跡はない。
……瑠衣は使って欲しくない物は全力で隠す。そもそも私の目に入れさせない。だから恐らく、使えと言うことだろう。そして其れを確認されるのも面倒臭がるだろう。勝手に使おうという邪な心が芽生えたのは言うまでもない。
髪を濡らし、シャンプーを泡立て、軽く当てる。小刻みに揺らす。鋭い針が毛穴に入る感触がする。指で洗った時のような快感におもわず目を見開いた。
今まで購入してきた物と全然違う。明日同じものを買おうと決意したのは言うまでもなかった。
風呂上がり、瑠衣は私の顔をじっと見る。
「シャンプーブラシ、勝手に使っちゃったけど、平気だった? 嫌なら明日新しいの買ってくるよ」
かなり良かったから、両手使いしたい。
「いや。構わねぇ」
結局、瑠衣はその後何も言わなかった。ただほんのり満足した顔で、スマホを弄っていた。
シャンプーブラシは
先が尖っている物。
※毛穴まで入って来ないから。
全て一体シリコン型。
※取り外しては洗うのが非常に面倒臭い。やめて別。
そう!! マ○○のスカルプブラシ!! (ノーマルタイプ。ソフトじゃない奴)
今まで○バキとか、○リットとか、マ○○(先が丸い奴)とか使って来たけど、これが一番良い。気持ちいい。
瑠衣にとって鏡花って?
恋愛以外の愛情を持った半身です。
でも普段の過ごし方から『デケェ犬』ぐらいに思ってます。
だから瑠衣の今回の行動を万人向けに翻訳。By鏡花。
『あ、あの子が好きそうな玩具売ってる〜。買ったら使ってくれるかな〜?』
って感じで玩具買う感じ。
だから取り敢えず買って、取り敢えず目に入る場所に置いて、様子見〜。
かなり満足そうなので、ほんのりドヤ顔。
『明日新しいの買ってくるよ』というのは、
『勝手に使ったとしても、気に入らないなら、もう一つ買う事はない。相当気に入ったんだな』と理解したから。