表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

第3話:勇武の親族

東亜(とうあ) 涙香(なみか): 師葉(もろは) 勇武(いさむ):師葉(もろは) 美月(みつき):(かしら)


前回、学校帰りの涙香に勇武が登場!?着いてこいと言われて、着いた所はまさかのヤクザ!?これからどうなる...

私は、師葉 勇武さんに案内され、とある所に来ていた。

「あ、あのぉ」

「ん?なんや?」

「さっきの人達って...」

「あぁ、別に、気にせんといて」「ただのうちの社員や」

そう言われたが、私にはヤクザにしか見えなかった。そんな事を考えていると、

「あれ?勇武、帰っとったのね」

1つの部屋から、女の人が出てきた。勇武さんは、その人を見るやいなや、

「うげ...なんであんたがおんねんな」

「しょうがないでしょ」「頭に呼び出されてるんだよ」

「はいはい、俺も呼び出されてるんや」

「それで...そちらのお嬢さんは?」

「あ、初めまして」「えっと、東亜 涙香と、申します」

「ふーん、涙香ちゃんねぇ」「まさか誘拐?」

「そんな訳ねぇだろ!」

喧嘩してるようにも見えるが、私には仲がいいように見えた。その後、その人も、頭?と言う人に呼ばれてるらしく、一緒に同行することになった。


「失礼します」

「...頭、お連れしました」

私は、1つの大きな部屋に連れられた。そこには、いかにも怖そうな1人の男の人がいた。

「は、初めまして」「私、東亜 涙香って言います」

「初めまして、立ち話もなんやさかい、どうぞ座って下さい」

そう言われ、私は対面状態になるように椅子に腰掛けた。勇武さん達は、何故か座ろうとはしなかった。

「あ、あのぉ」「それで、なんで私がここに...」

「あぁそうだった」「いやいや、こないだ、俺のアホ息子を助けてくれたと聞いたからな」「せめて、お礼の一つでも思て、勇武に死ぬ気で探せと言ったんだ」「ホンマに、感謝する」「ありがとう」

そう言うと、その人は深々と頭を下げた。

「いえいえ、私は出来ることをやっただけなので...」

おそらく、この人は勇武さんのお父様だと思った。

「それでお礼の事なんやけど...」





「勇武の婿になってくれへんか?」


「...」 「...」 「...」

「え?」「え?」「え?」


「...えぇ!?」「...えぇ!?」「...えぇ!?」

そこに居た、勇武さんのお父様を除く、私達3人はすごく驚いた。

「ちょい待ってくれ親父!」

「頭や!」

「...頭、さすがにやりすぎや!」

「そら同感、涙香ちゃんはまだ大学生、対して勇武は28歳、こんな三十路寸前の男の嫁になったって、気の毒なだけやで」

「あんたには言われとうねぇ」「ぐぁ...」

勇武さんはみぞおちに一撃貰った。

「決めるんは、こっちのお嬢さんだ」「自分ら2人は黙っとかんかい」

驚いた、まさか1人の男の人を助けただけでここまで発展するなんて。

...だが、正直、分からない。私は昔から、考えすぎてしまう。どんな選択肢を与えられても、どんな簡単な選択肢でも、考えすぎてしまう。だけど、楽しそうなどの考えもある。実際、結婚はしてみたい。けど、こんな私がなって良いのか。私と結婚して、迷惑じゃないか。

私は、なにも言えず、返答に困ってた。

「ほら、涙香ちゃんも困ってるやん」「あんま勢いで言うものちゃうで、頭」

「そうか、せやったら、勇武と付き合うてみたらどうや?」「ほら、お試し期間的な感じで」

「はぁ...」

「おいおい...」

2人は呆れた様子だった。正直、付き合うのも、少々ためらいがある。迷惑をかけないようにと、考えてしまう。

「まぁ、ゆっくり考えてや」「美月、ここの事や、勇武の事を教えたってや」

「はぁ...はいはい」

そうして私は、美月さんと部屋を出ていった。


「親父...本気で言うてるんか?」

「自分が一向に結婚せえへんからやろ」

「...はぁ...はいはい」

今回はご愛読ありがとうございました!

これからも、書き続けていきますので

よろしくお願いします('ω')ノ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ