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お題シリーズ6

流されるしかない雲

作者: リィズ・ブランディシュカ



「ずっとここにいられたらいいのに」

「知ってる人と何度も離れるのは嫌だよ」


 雲は、とどまれない。


 一つの場所を選べない。


 どうやっても雲は風に流されるしかないから。


 それはどうして?


 雲は、重みが少ないから。


 ふんばろうと思っても、無理だから。


 雲は、体がふわふわしてるから。


 風が強いと、すぐに流されてしまう。


 一か所にとどまっていたいと思っていても、体が軽いからそうはいかない。


 どれだけふんばっても。


 ふわふわの体じゃ、風には勝てない。


 風に流される雲は、「ここには友達もいる」、「知り合いもいるのに」と嘆くしかなかった。


「ーーくん、遠くに行っても忘れないでね」

「ずっと友達だよ」



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