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強がる彼女が限界を迎えるまで指でマッサージ

作者: みなもとあるた

ねえ、私そろそろ寝ようと思ってたんだけど。


えぇ?また今日もあれやるの…?


いつも思うんだけどさ、私にマッサージしたところで別に君が気持ちよくなるわけじゃないよね?


それなのにどうして君はそんなに私にマッサージしたがるのかな。


ほんと君ってよく分からない趣味してるよね。


まあいいよ、どうせ君の下手なマッサージじゃなんとも思わないだろうから、好きにして。


ただ、痛くされるのだけは嫌いだからやめてね。


はい、じゃあ、勝手に始めていいよ。



…なに、その顔?黙ってちゃいけないの…?


マッサージされてる感想?…別に、服の上から同じところばっかりずっと撫でられてても、別になんとも思わないし。


いつも通り、早く終わらないかなーって思ってるだけ。


ん…。


違うよ、今のはくすぐったくて声が出ただけ。


しょうがないでしょ。普段触られないところをずっと撫でられたら、誰だってくすぐったいって思うよ。


だから、君の思ってる反応とは、違うって…


ただ、くすぐったい、だけで、なんとも、思ってない、し…


ねえ、そこばっかり、指で触るの、やめてよ、もう、飽きてきた、から


しつこいって、どうせマッサージするなら、他の所でもいいでしょ…


聞いてる?だから、そこばっかり、撫でられても、なんとも、思わないんだから、やめてって、言ってるんだけど


ん…はあ、やっとやめてくれた…


分かったでしょ?君の下手なマッサージなんかじゃ、別にどうもならないって。


え?じゃあなんでこんな風になっちゃってるのかって?


さ、さあ、君にずっと触られてたから、そこだけ汗でもかいたんじゃないの。


汗にしてはさらさらしてない…とか、そういうことは言わなくていいの。


…ほら、本人が何とも思ってなくても、反応しちゃうことはあるでしょ。


だから、これも体が勝手に反応しちゃっただけで、別に私はなんとも思ってないから。


ちょっと、なんでまた始めようとしてるの?


確かに私はなんとも思ってないけど…


でも、もう飽きちゃったから、そろそろやめてほしい、かな


ねえ、だから、もうそこは撫でちゃ、だめだって


そこは、もう、飽きたから、くすぐったい、だけだから…



なんで黙ってるの?って、別に、くすぐったいから、声我慢してるだけだし。


あと、君って、ほんとに、馬鹿だなぁって、思って、あきれてた、だけ…


ちょっと、ほんとに、そろそろ、やめてくれない…?


ねえ、さっきより、かなり、激しいんだけど


その、左右に激しく、こするの、ほんと、好きじゃない、から


もう、ほんとに、くすぐったいのが、限界だから、やめて…


違う、本当に、くすぐったい、のが、我慢できない、だけ…


別に、君の考えてるようなこととは、違うんだけど…


でも、そろそろ、ほんとに、やめて、くれないと


あ、だめ、もう、限界…





あ、うぅ、どうしよ、ベッドが大変なことになっちゃった…


これは、違うの、くすぐったさが限界超えちゃって、我慢できなくなっただけで…


はぁ、もう、だからやめてって言ったのに…


君のせいでまたお洗濯しなきゃいけなくなっちゃったじゃん…


また明日もマッサージしたい?…はあ、勝手にすれば?


別に私は、なんとも思ってないんだから…

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