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夜明け

投稿出来てなかった......ごめんなさい。

「......! ここは......?」


「やっと目が覚めたか。もう夜だぞ」


 俺はそう返す。

 呪印を刻まれた男が、やっと目覚めた。

 とりあえず、体の様子だけ、異常がないか確認する。

 呪印も解除した、治癒もした。が、万一があったら大変だ。


「とりあえず、呪術師は何人いたかだけ教えてくれ」


 ――――というのは嘘だ。

 なにせ、今までパーティーに所属していて、一度も体調不良を訴えたことがない三人のパーティーメンバーの存在がある。呪印程度で治癒に支障が出来て後遺症が、とかは起きないだろう。


「俺が見たのは三人の人影、でも呪術を使ってきたのは一人だけだった......」


「ありがとう、助かるよ」


 俺はすぐに部屋に入る。

 まぁ作戦開始が早朝だから、聖女様に報告は後......とりあえず、今からでも休まないと。


 俺は宿屋に行き、明日からは大丈夫だとだけ伝えると、すぐに休むために部屋に入るのだった。




「ふぅ、起きた」


 目が覚める。まだ日は昇ってはいない。それもそうだ。作戦決行は早朝。これくらいの時間に起きないと。

 ギルドにも早朝に決行と伝えたし、きっと早朝――――常識として日の出を指す――――に集まるだろう。

 とりあえず、俺は宿の荷物をまとめて、宿を出た。

 というのも、治療院に住むから荷物を運ぶんだが、作戦が長引いたら宿代が一日分かかってしまう。

 というか、俺がいないのに金をかけるのも無駄だ。


 とりあえず、治療院に入った。


「あら、お客様ですか?」


「あぁ、初めまして、最近ここで治癒してます、ロードです」


 受付の人が、違った。フィアさんじゃあなかった。

 目の前にいる受付の人は「あぁ、あなたが」と言った後、お辞儀をした。


「それは初めまして、ソフィと申します。まぁ、もうすぐ変わるんですけれど」


「フィアさんとですか......休みってあるんですかね......?」


「まぁ、給料も出てますし、二人とも好きでやってますからね......」


 少し遠い目をしているソフィさん。どう声を掛けたらいいかわからない。

 まぁ、この感じから、俺のことは聞いてはいるんだろう。

 俺は「それでは」とだけ声をかけて、聖女様の部屋へと入った。


 荷物を下ろす。

 が、一息つく暇もない。すぐに装備を着て、準備をする。




 結局装備を着たころには、空が微妙に明るくなっていた。

 急いで治療院前に走る。

 と、そこには数にして五パーティー、二十人が集まっていた。


「それでは、行きましょう」


 いつの間にか隣にいた聖女様が、進撃の命令を出した。

次回体調を崩したため未定になります。

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