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幸運値に極振りしてしまった俺がくしゃみをしたら魔王を倒していた件  作者: 雪下月華
第六章

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登場人物紹介

作者の備忘録。


一応ネタバレ注意です(>_<)


エンティナ編を最後まで読んでくださった方は問題ありません。





エンティナ編 登場人物・地名





【マグレディー】



 先代領主ロメオ・ベータグラムが心血と愛情を注ぎ作り上げたエンティナ領最大都市マグレディー。


 小高い丘に作られ、周囲を取り囲みながら道路が渦巻き状に上昇していくように造られ、外敵からの侵入を遅らせる為、あえて迷路のように造られている。


 その特異な構造に初めて訪れる者は大抵困惑するが、その白で覆われた美しい街並みに、観光で訪れる者も少なくないという。





 【セレナ・ベータグラム】




 剣王ロメオ・ベータグラムの養女。


 剣王の友人の忘れ形見であり、彼との約束を守りロメオは実の娘の様に大事に育てていた。


 剣技に関して類まれなる才能を持っており剣王の再来とエンティナ領民からも期待され、今では王国に4人しかいない剣聖の一人となっている。


 本人は血縁を非常に気にしているらしく、エンティナ領を兄のオバロに託し王都でひとり剣聖としての役目に従事している。


 ちなみにセレナはリヴォニア教会をバックボーンに持つ聖リヴォニア騎士団の隊長を務めており、彼女の役割は主に王都の守りを担当している。


 

 ラフィテアとは学生時代からの友人で、セレナの身の回りの世話をするべくラフィテアも彼女と同じ学院に通っていた。





 【オバロ・ベータグラム】




 現エンティナ領主。


 ロメオ・ベータグラムの実子であり、偉大な父の背中に憧れ、彼のような領主になりたいと幼い頃から夢に見ていた。


 セレナとは勉強や剣の訓練を共にするなど、幼少期は非常に仲が良く、度々セレナの面倒を見ていた。


 勉学から剣技において人並み以上の才能を持ち、周囲からも後継を期待されていたが、セレナの天性の才能に次第に劣等感を覚えるようになっていく。


 ロメオの死後、エンティナ領主に就くが思ったように物事が進まず、次第に周りから人を排除していってしまう。



 


 【ロメオ・ベータグラム】





 先代の領主であり、ユークリッドの剣王と呼ばれた名君。


 大軍を率いて戦地を駆ける姿はまさに英雄。度重なる魔族の攻撃からこの王国を幾度となく守ってきました逸話は今も人々に語り継がれている。


 年を重ねてからは一線を退き、エンティナ領に戻り領主として荒廃していた領地の発展に尽力していたが、病に倒れ帰らぬ人となった。






 【シエル・ホーエンハイム】




 黒衣を纏った身なりの良い老齢の紳士で、長年エンティナ領で執事を務めていた。


 剣王ロメオの信頼も厚く、セレナとオバロの教育係として幼い頃から面倒を見ており、二人もシエルには全幅の信頼を寄せている。


 ロメオとの付き合いも長いようで、魔族との戦いの最前線にも参加しており剣の腕も一流のそれと比べても決して見劣りはしない。


 オバロの精神状態が不安定になった時も、彼だけは最後までオバロの傍に仕えていたが、最後には領地を追い出されてしまった。





 【メフィスト・フェレス】




 不吉な黒赤色のベールを被った女占い師。


 突如エンティナ領に現れ、塞ぎ込んだオバロに取り入り、彼の周りにいた人間をすべて追い払うよう助言していた。


 その正体は魔王ヴェンディダートに仕える魔族の一人で、その中でも第六天魔の称号をもつ上級魔族。


 どのような目的でエンティナ領に来たのかは不明だが、彼女曰く、もうこの地での仕事は終わったらしい。


 彼女の能力の全容は定かではないが、人を操る事が出来るようで数千人規模のエンティナ兵を意のままに操っていた。


 ただし特定の人間には彼女の力をもってしても完全に魅了することは難しいらしく、セレナをコレクションに加えるべく自分の血肉で作った宝石を飲ませ、我が物にしようとしていた。


 しかし、それもメフィストにしてみればお遊びのようなもので、セレナが助けられた際も彼女に対してそれ程の執着を見せてはいなかった。





 【ガラハッド・パーシヴァル】




 聖リヴォニア騎士団の副隊長。


 リヴォニア教会に多額の寄付をしているパーシヴァル家の出身。


 副隊長に任命されているだけあって、隊の中でもセレナに次ぐ実力の持ち主である。


 







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