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戦術学校のナンバーズ  作者:
戦術学校の始まりの鐘
2/26

ナンバーズとの邂逅

やはり書いていて恥ずかしい

 「はぁ、なんで来たのかなーー」


俺はそこそこ大きいため息を漏らしながら歩く。だけどなーと無理やりポジティブに考えようとする。そこであるひらめきが出てくる、そうだ暇潰しだ!ちょっとした暇潰しだよ!うんそうだな。と考えている内に校門がみえてくる


そうこれが 戦術学校トライデント これから暇潰しにいく学校だ。しかし大きいな、そこら辺の小学校の3,4倍は、あるぞ。驚きながら歩いていると一人の黒髪少女が目に入った、俺はその子を前にして


 「きれいでかわいい」


俺はついその子に見惚れてしまった。対するその子は気がついて仁の元へ行き


 「ふふっ、ありがとうございます仁様」


仁は、あからさまに動揺している顔で


 「えっ?なんで俺の事知ってるの?」  

 「ええ、かねがね凛様から聞いてますわ。しかも結構お強いとかとか」


あ~姉さんから聞いていたタイプの子ってこいつか。にしてもかわいいな~と仁が思いにふけっていると、何かを察した様に少女はその2つのメロンのような体の部分を押し付けながら


 「こうゆうのがお好みですか?」


仁は、えっ?いっいや、と腕に抱きついてくる少女におろおろした表情で、すぐに放してくれと言わんばかりに少女の腕を放しながら


 「きっ君が、姉さんが言ってた人?」


するとその少女は仁の腕を放して


 「はい。私は、エリカ レンノア・エリカです。これからよろしくお願いいたします」


軽くお辞儀をする。仁はかしこまった様子で


 「ん?カタカナって事は、魔族か神族かな?」


大体名前でカタカナは、魔族か神族で漢字は人間なのだ。別に漢字の魔族もいるし人間でもカタカナは、いるが8割方は、前者だ。残りの2割は、違う種族の子が多い。違う種族の子は、特に何でも好きな名前に出来るので例えば 白川アンジュ のような奴もいる。


ただし、この時代は改名出来るので、漢字よりカタカナの方がいいと思えば手続きは面倒だが、幾らでも改名出来る。


 「ええ私は魔族の血筋ですわ。ところで、この戦術学校の事はどれくらい知っていますの?」


二人で戦術学校の入学式に向かう中、この戦術学校の事を教えてもらった。


要約するとこの戦術学校は、他の戦術学校と同じで技術を磨くためにある学校ででも、もちろん魔術の勉強やその他の数学や国語の勉強もあるらしい。そしてどの戦術学校にもナンバーズというその学校のトップの実力をもつ奴がいるらしい。 ちなみに俺は戦術学校の編入生でエリカは1年この戦術学校にいる。


 「ここが図書館です。他に何か質問はありませんか?」

 「いや、特にないよ。ありがとう」

 「いえいえ、どういたしまして」

 

笑みを浮かべながら仁とエリカは、入学式の会場へと行く。その中


 「ねえねえ君、噂の編入生さん?」


噂?俺噂になってたんだ、だから俺を見る生徒がいっぱいいたんだ。


 「うん、多分俺の事だよ。それで、貴方は?」


問いかけられた少女は


 「まあそっか、編入生ならナンバーズの顔なんてしらんか。私はナンバーズの一人アント・ノルアよ、よろしく」


赤いショートの髪でスラッとしていて体育系女子だ。


 「よろしくノルアさん」


するとノルアは、うーんと困った表情で


 「ノルアでいいよ私、さん付け嫌いだからさ。なっ仁!」


ノルアは仁の肩を力強く叩く


 「それでさぁちょっと私と決闘してくれない?噂だとさぁどんな魔術も切りさいてものすごい強いって事になってるからさねっねっ」


その「ねっねっ」が姉さんの「ねっねっ」と重なって断りにくかった


 「は、はぁいいですけど」

 「あっそういえば決闘のリング持ってるよね」


決闘のリングとは、20人の魔術士が結界をはってその中だと例え死ぬ攻撃食らってもリング壊れ、代わり所有者の命を守る便利なリングだ


 「もちろんありますよ。このリングが壊れ方の負けですよね」

 「もちろん」


エリカは仁とノルアの間に立ち


 「では私が合図を」


エリカは、手を空に掲げパチンっと鳴らした


 「じゃあ行くよ」


ノルアは一瞬で手の前に魔術式を書いてその中に手を入れた。すると、その手には蒼白い炎纏わせていた


 「じゃあ俺も」

 

仁もノルアと同じ速さで魔術式を作り、その中から長ドスの様な剣をだした。


 「へぇ仁、速いね」


と言った頃にはノルアか右のパンチを出している。それを仁は、左手で反らすようにしゃがみ下から上に剣を振り上げた。だがその時にはノルアは、体を横にしてかわし次は、左手のパンチを繰り出している。そのパンチを仁は、剣で受け止めた


だか、ノルアの右のパンチが仁の腹部目掛けて突きだされる。仁は、剣を曲げノルアの両手をそのまま受け止めた。仁は、その剣を後ろに流し、回転しながらノルアの背中目掛けて振りかざす。ノルアは、飛び前転し、それをかわす。

 「その剣ただの剣じゃあないでしょ」

 「何でわかった?」


そう言っている中でもノルアは、右左左右っとパンチを繰り出している。対して仁は、剣で捌いたり避けている。ノルアのパンチを弾き、右から剣を繰り出す。ノルアは、咄嗟に後ろへ飛んで回避する。


 「だって私のこの炎って間接的に触れてもものすごい熱いからね。多分それ対魔とかの剣でしょ。」


この長ドスの様な剣 アランの剣は、千年前アランという人が作った剣らしい。アランは、魔術が得意ではなかったため魔術の得意な魔族や神族に対抗するべく作ったらしい。その剣は、魔術式を破壊する。


 「すごいなそこまで分かるなんて」


周りの観客は、スゲー ナンバーズと張り合ってるぞ と喚声を上げている


 「おおーすごい集まってきたね。てことは、もうすぐ。」


ノルアがもうすぐ、と言うのが同時に


 「こらっ何やっているの!」


観客の隙間を通って緑色の髪をした少女が来た。


 「あーあせっかく面白くなりそうだったのになー来んの速くない?テーラ」


テーラと呼ばれた少女はため息を一つ、ついて


 「ナンバーズがそんなに決闘をしては、いけません。」


ノルアは、仁以外にも様々な人とも決闘しているらしい


 「それに、入学式の準備があるのにサボっているんですからさっさと行きますよ」

 「ごめんな、せっかく面白い感じになったのに。絶対、決闘しような んじゃ」


テーラは、もう一回ため息をついて


 「だーかーらーナンバーズは、そんなに決闘をしては、ダメです。」


機嫌を直そうとノルアは、腕を頭に組んで


 「ハイハイ♪」


周りの観客は「噂は、本当だったんだとか」「ナンバーズと、スゲーな」と関心している。

ナンバーズか、思った以上に強いな。仁は、アランの剣をしまった。


 「どうですかナンバーズの強さは?」

 「思った以上に強いね、けど別に相手もあんまし本気じゃなかったけど」


エリカはふふっと笑いながら


 「大丈夫ですよ。仁様が勝てないのは、凛様レベルでしょう?」


俺の姉さんは、魔王や神と張り合える位強いらしい。姉さんが時々、「あの神も強かったな~」といって笑っていた。魔王も神も寿命は、すごい長い。その中でも神は、永遠を生きると言われる位長い。千年前を生きぬいた魔族や神族でも俺の姉さんとは、あまり戦いたくないらしい。


 「無論、そんじょそこらの魔王にも神にも負けないさ」


エリカは、待ってましたと言わんばかりに仁に、くっつき


 「それでこそ私の好きな仁様です。」


その言葉に仁は顔を赤らめ


 「ふぇ?」

と腑抜けた声を出してしまった。


アランの剣 あまりにも安直だったから変えようかな~?

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