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オリハルコンギア  作者: 月影暗奈
20/22

ガイルの過去

俺とあいつがよく一緒に来る小さな山の上、そこにある大きな木の下で、ガイルは気持ちよさそうに昼寝をしていた

「ガイル、こんな所で寝たらだめだよ」

何度も聞いた、優しく、穏やかな少女の声

「なんだよ京子、人が気持ちよく寝てるってのに」

「だからって私の膝枕で寝ないでよ」

京子、俺の大切な恋人。それを、俺は

ドゴォォォ!

「な、なんだ!」

「ガイル、街に火が!」

街の門にある魔除けの石碑が壊されて、魔物どもが街に入ってきたようだ

「京子は領主様にこの事を知らせてくれ!」

「ガイルは、ガイルはどうするの!?」

ガイルは木の根元の祠のお札を破り、祠の小さな隙間に手を入れる

「俺はこれを使う、これで魔物を殺す!」

「それって、刀!?私の国の剣、どうして」

ガイルが祠から取り出した物は、鞘の無い刀。赤黒く光る刀身は禍々しい光の粒子を纏っている

「この刀は、今まで魔物に殺された人間の怨念を、この樹が吸い集め、この祠に封印した。だが、祠だけじゃ封印しきれず、人の髪を一緒に打ち込んだこの刀に怨念を封印したんだ」

「どうしてガイルがそんな事を知ってるの!?」

ガイルは木に手をついて、苦しそうに呼吸をしている

「俺の、祖先、が、これを造ったんだ、ぐぁっ!」

「ガイル、腕が!早くそれを離して!じゃないとあなたが!」

ガイルの右腕には黒い血管が浮かび、藍色の刺青のような模様がついている

「京子、早く俺から、離れ、ろ。じゃないと、お前も、巻き添えに、なるぞ。早く、領主様の所にいけ!」

「・・・・わかった、どうか、死なないで」

京子は領主の館に向かって走っていく

「よし、いくぞてめぇら!今こそ我らが恨み、晴らしてくれようぞ!」

ガイルは街に向かって、その呪われた体を走らせる

ガイルの姿を捉えた魔物が、いっせいにガイルに襲いかかる

「我等の種に仇なす存在よ、我が一刀のもとに黄泉の国へと送り届けてやろう!来い!異形の妖怪共!」

三体の火の玉がガイルに襲いかかるが、ガイルの持つ刀から影のような三本の刀が現れ、火の玉を切り落とす

その後ろから2体のトロール、それを無視して間を抜けたと思いきや、トロールの体は心臓を中心に3つに分かれた

5体のウルフはガイルを囲み、円を描くように走る

「鬱陶しいんだよ!死ねぇ!」

ガイルが刀を逆手に持ち、素早く一回転、すると刀から紅い刃が放たれ、ウルフの群れを切り裂いた

その後も魔物の軍勢を切り伏せ、ガイルは街の避難所へと向かう

ドンドンドン!

「おいっ!誰かいるか!?返事しろ!!」

よく見ると、避難所の鍵が壊れている

「まさか、クソッ!」

ガイルはドアを蹴破り中へ入る

「これ、は・・・」

避難所の中には街の人の死体がたくさん転がっていた

「シオン!ディア!遥!スロイヴ!彩香!」

「ガイ、ル?」

「っ!ディア!」

ガイルは少女のもとへ駆け寄る

「ディア、他のみんなは!?」

「彩香とシオンは、魔物に、食べられちゃった。遥と、スロイヴはわからないよ」

ガイルは少女を抱きしめる

「すまない、俺が間に合わなかったせいで」

ディアはガイルの頬に触れて

「京子は、どうした、の?」

「京子は領主様の所に行かせた、だから大丈夫だ」

「そう、よかった」

ディアは安心したような安らかな笑顔でこの世を去った

「まだ助けられる可能性があるのは、遥とスロイヴか、待ってろ、今助けてやるからな!」

ガイルのいなくなった避難所で、死んだはずの人達がフラフラと立ち上がる

最近思うのですが、キルっちより、ガイルの方が主人公っぽい気がするんです。まぁ、主人公を変える気はありませんがw

えっと、これで20ですかね?まぁひとつひとつが短いので、こんなものですかね?最近はもうひとつ書いていますが、こっちには出せるものじゃないです。色々とヤバいのでw

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