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炎中の王女  作者: へたれ
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3.女王陛下に謁見する中流貴族(ニート)な僕

女王様登場。僕の名前がようやく出せる。

 ポチとミケの妄想に飛んでしまった僕、現実を注視しろ!!と僕は自分を叱咤する。

玉座にたどり着き、振り返ると長い長い距離だと感じた扉から玉座までの距離はたった60m位だった。

・・・情けないな。雰囲気にのまれて、こんなにビビっているのか。あー我ながら情けない。

頭を下げつつ女王陛下の入場を待つ。


「女王陛下がまもなくご入場なさいます。」

と侍女が告げると同時に先ほどの影口が嘘のように止む。



・・・静寂が場を支配している。


廷臣たちは女王に畏怖を抱いているのか。口さがなく騒がしく高慢な者たちが。

女王が手にしている権力、権威は相当高いようだ。どのような女王なのだろう??

噂では色々と僕も聞いたことがある。異母兄の謀反を制圧し、女王の前例がないこの国

で初の女王となった女傑。ドッティス旧勢力の征討を行い、今現在は東の東紅国との戦の指揮

を行っているという。国民の支持は絶大で、王権は王朝始まって以来最も強くなった。

女王はどんなお方なのだろう?武術にたけていらっしゃると聞くので筋肉ムキムキのプロレスラー

のような体格をなさっているのか?それとも女性らしい細い肢体を持ったお方なのか?

・・・もちろん僕は後者だと嬉しいなぁ。細いしなやかな足とか想像するだけで10篇は詩が書けそうだ。

変態だって?失敬だなぁ(`・ω・´)男なんてそんなもんだよ。(そうなのか?)

僕の妄想なんて可愛いもんだよ・・・世の中にはもっ「女王陛下のおなぁりぃぃ」

・・・男の妄想については後で考えようね。君、忘れるなよ。


僕が頭を下げた状態で少し目線を上げると、紫色のドレスの裾が見える。女王は静かなほとんど聞こえない

足音でもって玉座に向かい腰掛ける。その密やかさに緊張感が高まる。女王が登場するだけで酷く厳かな

空気が満ちる。王者の気迫なのだろうか?・・・僕は威圧感で心臓が潰れそうだ。


「サン・シーヌ伯爵とその次男、リオネルですね。表をあげなさい。」


柔らかいが芯の通ったその声に従って顔を上げると鮮やかな新緑の森を思わせる瞳と目があった。

思わずその瞳に引き込まれる。色も素敵だが、なにより力強い意思を思わせる光に惹きつけられる。

・・・美しい人だ。








やっと女王出せた。みなさんは男は女のどこを見ていると思いますか??

以下モーソー


リオネル:男の妄想で足って重要でしょ??

私:足より全体の雰囲気でしょ!!

リオネル:僕、足の次は顔~( ̄▽ ̄)

私:お前冗談でもいいから、内面からにじみ出る性格、気遣い

に惚れるとかいってみろよ。モテない理由だろ、それ。

リオネル:僕、正直~(・∀・)。


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