足元を見て歩く。
「前を向いて歩いてください」
と言われる人が多い都心ならまだしも、
だいたいの歩道はなんとなく
下を向いて歩いてしまう気がする。
例に漏れず私もなんとなくそうである。
前を向くとまだ傾きの弱い太陽が差し込んで、
目にとてつもないダメージを負うから
というのもある。
特に朝の通勤は目からのダメージと
心の重さ?で、足元〜前方にかけて
目線を傾けてしまうことが多い気がする。
キョロキョロして歩いても、
側から見ればちょっと変に見えるし、
しょうがない。
でも意外と下を見て歩くと、
普段意識しない生活の基盤が
そこにあったりする。
まずはマンホール。
雨水用もあれば汚水用の『おすい』
と書かれたものもある。
地域によって柄が違うのも、
観光名所の一つになっているらしい。
大学とかでもオリジナルのマンホールが
あったりして、写真で撮るのも一興だ。
あとはガス、通信、止水栓、とか、
水道だけじゃなくてたくさんの
インフラ系が地下に通っているのもよく分かる。
生活に直結する部分だから、
こうしてすぐにアクセスできるように
してあるんだろう。
設計段階から手入れのことまで考えて、
日本全国に広めたその知恵、未来を見通す
想像力を持った人が、どこかにいたんだ。
今の自分はとてもじゃないけど、
そんな先の未来はまだまだ想像しにくい。
せいぜい老後資金をサイトで試算したり、
将来ここに住みたいな〜という地価を見る
くらいだ。
だけど、自分の身体の健康だって
どう転ぶか分からんないし、
日頃から手入れしながら
いざをという時を想定して準備を怠らないことは、改めて大事だと実感した。
話を戻すと、そういえば自動車免許を
取得した時の講習でも、
いろんな標識やラポールの紹介が
あったように思う。
人が住む街は、本当に誰かと誰か、
たくさんの人の知恵の結晶なんだなぁ。
誰かの優しさや知恵で
今の自分の生活が成り立っているんだなぁ。
いつもの通勤路が、いつもより
少し足取り軽く進めるようになった。




