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まちまちの手遊び  作者: 佐智 こさじ
2024
63/101

蓋付きコップと私 1/2


入手して約1週間で、もはや私の

手放せない相棒となった

蓋付きコップと私のお話である。


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蓋付きコップと私 1/2

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そもそもの始まりはこの芯から凍える

寒さであった。


(前のエッセイでも書いた気がするが)


私の仕事場は窓口も兼ねているので、

少し隙間風がぴゅるると通りやすい。


足元は意外と冷えるし、キンキンした

空気にだんだんと建物も冷やされて

いく。


こういう時は心もほどけるあったかい

飲み物が飲みたいのだが、いかんせん

レンジがないのであったかいものは

自販機で買うかお湯で入れるしかない。


自販機を毎日使う行為はもはや富豪と

なり替わったこの物価高の現代において、

現実的な選択肢はやはりお湯を使うこと

だろう。


しかし水筒を持参しお湯を使うのも、

猫舌の私にはかなりの勇気がいるのだ。


最近の水筒は安くてオシャレなものでも

憎たらしいほど保温機能が高い。


そうなると猫舌の私は、一日の終わりに

しか飲み物を飲めなくなるのだ。


これは困る。大変困る。


よって、急遽、仕事場でつかえるコップ

を探すこととなった。


すでに仕事場で他の同僚がチラホラ、

マイコップを使っているのはリサーチ

済みなので、今更私が導入したところで

目立ちはしない。これはいける。


ここで気をつけないといけないのは、

『絶対に書類とPCにこぼさない仕様にする』

ことだ。


職場で借りた本がいつぞやのコーヒーに

染められていたのを見たり、


水浸しのPCを作り上げて給与天引きを

長期間くらった先人たちの足跡を見れば、

もはやこれ以上言葉は必要ないだろう。


ひとまずコップと、デスクに置かずに横の

キャビネと箱で『こぼしても大丈夫対策』

をしてみた。


最初の一歩はお金をなるべくかけずに

済む方法を試そう、というのがこの節約

生活の一信条であるから。


自宅で適当に選んだのはふつうのコップ。

蓋付きコップはもともと持ってないのだ。


一日目、二日目…とこぼさずに使えたし、

猫舌の私に優しく、冷めるのも早かった。


とっても飲みやすくて、仕事時間が少し

楽しくなった。嬉しい。


…だけども、私は、そして私に近い同僚

はよく知っている。


私がとてもずぼらでテキト~な人間だと

いうことを。ええ、自分でもよく分かって

います。だからそんなに心配そうな顔で

ちらちら見ないでくれたまえ!


…と言いたくなるような無言の攻防を

数日続け、私はついに折れた。


「蓋つきのコップを買おう!」と。


ちょうどシーズンだから、とプレゼント

してくれる、という親のありがたい一言

により、私は意気揚々と雑貨屋巡りをした。


これがまた、いろいろあったのである。


まず小さな雑貨屋は2件攻めたが、同じ

商品しかなかった。


私は取手付きのコップじゃないとぼーっと

した折に絶対落とす!という確信があったので、

タンブラータイプのものは使えない。


可愛いデザインもあったのに、残念すぎる

私の習性である。悲しい。


あとは容量。スープとかも飲みたくなった時

に、ある程度の容量はほしい。


せめて粉で溶かして飲む系の飲み物は

濃ゆすぎないくらいに溶かせるもの。


…そうなると、結局大きな雑貨屋で探すしか

なくなったのである。


結論、とても理想にあった買い物ができた。

私の相棒は取手もついて、蓋もついて、

ころんとして可愛い。


スライドして飲み口が現れる蓋の仕様も、

分解して洗えて便利だ。


私は意気揚々と次の日から使い始めたのである。


【続】




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