一番好きな季節
年末に向かうこの空気と温度が
大好きだ。
師走という名の通り身の回りはとても
忙しいのだけれど、時間の流れは一年
で一番ゆっくりに感じれるから。
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一番好きな季節
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朝外を出る前にベランダに出る。
今日の服をどうするか、上着は何を着ようか、
マフラーは巻いてでるかそれともたたんで
リュックに詰め込むか…
ひんやりというより冴え冴えとした空気が
肌を刺す。なんとなくこの肌を刺す空気の
角度で服を決めている。気がする。
「行ってきます」とドアをばたんと閉める
と、屋内にわだかまっていた暖房の残り香
がブワッと全身に吹き付ける。さあ温かい
世界は終わりだ。寒気極まる現実へレッツゴー。
通勤によってライフスタイルが切り替えられるので、
こういう時「リモートワークじゃ
なくてよかったー」とほんのり思う。
そのうち、まだ明るくなりきらない職場に
到着した。この時間帯のオフィスが、私は
一番好きだ。
転職もしたがなぜかこの空気感はどこも
共通している気がする。なんだか同じような
匂い?がするのだ。
これから始まる仕事は年末進行真っ只中。
すでに来年の予定も埋まっている。
どうせ三月までは鬼のような速度で
進んでいくので、今予定を入れようが
後で予定を入れようが、忙しさに変わりはない。
それなら早くやってしまおう!と意気込む人が
きっと世の中には多いのだろう。私もである。
もしかしたら仕事をしている季節の中で
一番私自身が素早く動いている時かも
しれない。
この空気感、温度感が、なんとなく一番好き
かも、と思うようになった。
毎年毎年飽きもせず、なんとなく見覚えがある
ような気分になったり、同じ感情を味わっている
ような気持ちになったりするので、
「ああ、一番好きな季節だ」
と素直に認めることにした。




