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まちまちの手遊び  作者: 佐智 こさじ
2024
29/101

誰からも選ばれないということ

テストでも就職でも恋愛でも結婚でも。


誰からも選ばれないと、やっぱり悲しい。


-----------

誰からも選ばれないということ

-----------


だいぶ悲壮感の漂うタイトルだが、

私はもっとショックを受けているので

どうかご勘弁願いたい。


ここまで誰からも選ばれない人生を

送っていると、もはや明るく生きて

いかねばと頭を使うようになるらしい。


ようするに、私は一人でせせこましく

生きていかねばならない、ということだ。


目標をコツコツした努力で達成する

のと違って、こちらは本当に努力の

カケラも反映されなくて、心がボキッ

と折れている。


いや、努力の方向性が間違っている

可能性ももちろんある。


私自身が大きな問題を気づかず抱えて

いることもあり得る。


だから、たぶん自分の気づいていない

ところがいけないんだと思う。


…そうは思っても、この現状を打破する

ことはできないらしく、私はまた

自分で自分を貶めていく予定がある。


仕方ない。自分で選んだことだ。


逆にいえば、それだけ今の私が

私にぴったりフィットする幸せを

持っているってことだ。


今まで頑張って生きてきたから、今の

自分がある。


そう考えると、自分の選択肢の最終

形態を常に今、かたどっているといえる。


なら今の私が感じる幸せも、喜びも、

私にとって最高クラスってことなんだろう。


違う形の幸せ、喜びも、物語のヒロイン

に憧れるような気持ちで求めていたけど、

それが私にとっても同じ価値と思えるか

分からない。


もしかしたら、窮屈なのかもしれない。


なってみないと、手に入れてみないと

分からないことだけど、他人を巻き込んで

「やっぱり私に合わないなあ」の気持ち

でさっさと一人に戻れるか、というと

決してそうではない。

(というか、それは最低な行為になるかも

しれない)


悲しいかな、この世で自分の理想通りに

なんとかできる可能性を一番持っている

のは自分自身だけだ。


そして、変化させることができるのも、

自分だけだ。


悲しい涙ももう流したくない。


自分をこれ以上貶めたくない。


変えるべきところはあるのだろうけど、

こんな悲しいよくわからない理由で

頑張ることにも疲れた。


だけど私は一生、前を向いて笑っていたい。


誰かに否定されても、傷ついても、

私のやりたいことにいつだって

戻って来たい。


誰からも選ばれない一生だとしても、

私は私を常に選んで生きていくことに

した。












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