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現実は非常なり
さぁ、、、これが雨宮リクの伝説の始まりだ!
そう意気込んでみたものの、自分でもフラグだとわかる。
「では、こちらにある石を固く握ってください。」
「はっ、、はい!!」
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『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉl!!!!!!!』
ギルド内から歓声が上がる。
なんでこうなったのかな、、、
「よかったじゃない。私なんて能力値は『魔力』以外は平均の5だよ?」
「はぁ、、、魔力は何だったんだ、、、?」
「254」
「はいはい。すごいすごい。、、、って。えぇ!?」
254ともなると、どんな魔法も使えるはずだ。
俺なんて、、、俺なんて、、、、
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20分前~
「では、石を固く握ってください。」
「はっ、はい!!」
そこで現れた数値は、あり得ないものだった。