ある日の日記 7回
七回
こんな話しはつまりませんか?
とにかく子供の頃は手もつけられないぐらいの悪さをしていたのです。
マァ~、子供であっから「子供の内はそれぐらい腕白坊主の方が将来たくましく育っていくよ!」ということで、大目に見てもらっていたのです。
その悪ぶりは中学の半ば頃まで幅をきかせていました。本当に今の僕からは想像もつかないことでしょうね。
マァ~、その頃の思い出というものは、一杯有ります。しかしここにそれらの全てを書き尽くすのは、至難の業ですので、省略させていただきます。
その事をきいて君達はまだ色々な噂話しを展開していたようですね。
「番長をしていたってゆうから、女の味くらいしってるわよねえ~。知らないってことはないわよねぇ~」
「そうだったの! ウチと同じムジナだったのね、あの人! ウチも番を張っていた頃があったけど、あんなに凄い人は見たことなかったわ。ウチも負けそう~」
「なんだそうだったのか。お前もナァ〜。とうとう正体をばらしたな!」
「ウフフ、マァ~、そんなことどうでも良いじゃない。ウチも色んな男と付き合ってきたけど、あの人と一度寝てみたいわ。やっぱり大物だけあって、なかなか引っかかって来ないわね。まったく振り向きもしないわ! 頭にきちゃう!」という、その道の専門家も出て来たりして愉快でしたねぇ~。
僕も本当はその人から手ほどきされて、一人前の男になりたいとも思ったのです。今の彼女の心につけいれば、その夢も不可能ではなかったのです。
しかしやはり我慢しました。今まで必死になって童貞を守ってきたというのにーー
アァ〜、恥ずかち~い。童貞だなんて、
この歳で童貞だなんて言ったら笑われちゃうよねぇ~。でも仕方がないのだ!
本当のことは本当のことなんだから。その点は君達の推測にお任せする。
ここであんな男の体液を吸いつくしているような女のオモチャになんかされてたまるか! などといきがって、悲しくも、相変わらず童貞くんを手放せない有様なんです。
可哀想ですねぇ~! 童貞君も……。早く処女膜さんを元気いっぱいに突き破りたいだろうに……
しかしもうしばらくの辛抱なのだ! と、一人、相棒チャンをなだめて、今日も眠りにつきます。
こんなこと話してもチッとも面白くありませんね。
もうやはりやめることにします。こんなことをいつまでも続けていたって、らちがあかないことですからね。もう僕は一足先にお嫁さんをもらって落ち着くことにします。
さて、そのお嫁さんであるが、誰を選ぼうかなぁ~。と言っても、僕みたいにくだらない男についてきてくれる人が居るだろうか?
しかしとにかく落ち着くしかないのだ。落ち着きさえすれば、全てが解決することなのだ!
明日仕事なのでもう寝ます。
三月八日
もうお前達とは何も話したくない! 皆、いい加減なもんさ! 俺一人、真剣になって語っているのがあほらしくなるよ。
上辺だけの真偽にとらわれないで、もっともっとその奥に内在する真偽を見極めうるよう、心眼を磨け! まだまだ修行が足らんのぞ! 目先のことばかりにとらわれて、刹那的快楽に浸ることばかり考えないで、もっと長く人生の奥深くを探求していく姿勢を君達に要望する。
そうすれば必ず僕の心も理解できるようになれるだろう。
まだまだ……、今は何も言いたくない!
モタイ、どうだったか? 最初のことだから、やはり快楽を得ることにはほど遠いものだっただろう? しかしそれも我慢していって、数回経験を積んでいけば、すぐにその喜びは味わえるようになるさ。それまで我慢しろ!
ただあまりいい加減な気持ちで男に身を許していると、自分の内に流れている血が不純なものとなり、心もまた間にできる子供も、また家庭の城を脅かされる原因ともなることを気をつけてくれ!
やるからには真心をつくしてぶつかっていけ!
俺はまだまだ当分の間、澄みきった青空を眺めながら、のんびりと歩いていくさ!
また後日、暇があった時に詳しく書く。




