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ある日の日記 3回


    三回




 もう何も言わん。 

 どうやらここに居ても意味がないと、御本尊様がクドクドと仰っておられる。君達とも縁を切った方が良いとおっしゃっておられる。

 確かにそうかも知れない。

 この会社に居ても、君達と付き合っていても、無意味な時間を浪費して、何にもならんしナァ〜。

 サヨウナラ、サヨウナラ、サヨウナラ、グッバイジョ~。


 クソ! クソ! クソ!


 俺が人が良いからといってあまりなめないでくれたまえよ。

「イヤ。もっと書いて! せっかく来たのに……」という悲しい悲鳴さえ上がれば、俺様が書くとでもゆうのか!

 もうどうしようもない。今まであまりにも甘やかし過ぎてきたのだ。甘やかしすぎて甘やかし過ぎて、今では手もつけられないような、我がまま勝手な小娘になっとる。

 たまには冷たくあしらった方が君達の為にもなることだろう!

 「アッ、スミマシェン、スミマシェン、スミマシェン」

 本当は今日も疲れて書く気がしないだけなんです。早めに寝たいのです。だから今日も勘弁して下さい!


 本当は今まで自分が一番親しみを感じていた人とひともんちゃくあって、それが悲しくて不貞腐れ気味なんです。

「お前ももう奴等(上司、会社の方針)に飼い慣らされているんだよ!」というひどい言葉を言われたのです。

 今現在の仕事状態というものは、従う気もなく、同僚、先輩、上役陣の気持ちも気遣う気もしないで、ただ自分の仕事だけを一生懸命やっているだけなんです。

 それが予期しない程、好成績を残している為、彼は僕が奴等に加担しているなどと思い違いしているのです。

 確かに彼も自分本位で、ただ聞き入れられもしない不平をギヤァギヤァ言っているだけの人間ですが、しかしそれでも不正を平然と装っている会社の方針に腹を立てているという点では、まったく僕と同じ気持ちなんです。

 だからこれまでもいくらか気を使って来ましたし、親しみも感じていたのです。それを……

 アァ〜、もう俺もイヤになったよ。上を見たらムカムカしてくるし、下の者を見たら、あまりにもいい加減なことばかりほざいているしーー

 もう勝手にせ~ちゅんじゃ!

 オイは知らん、知らん、知らん。


 まだハッキリしない。しかしやはり僕はこの会社を辞めていくだろう。

 とても合わないんだ!

 何の夢もなく、やり甲斐もなく、ただ虚しく自分の尊い生命を浪費しているのが耐えられないんだ。

 あんな欲の塊のような経営者の為に、俺の血の一滴とも吸われたくない。

 俺は弱い者の側の手助けになる仕事をしたいんだ。このように弱い者をいじめて自分はノンノンと贅沢三昧な生活に浸っているような会社には、一時として居る気がない。

 従って君達とももうお別れさ! 特定の彼女を持たなくて良かったよ! 煩わしくなく、サッパリとした身で出ていくことが出来る。

 もう終わりさ! 全てが燃え尽き……、そして今度こそ自分が本当に求めていた生涯の仕事に就くことが出来るんだ!

 「サァ~! 川口へ行こう」

 川口の姉さん達の所に戻ろう。

 力もつけたことだし、悔いはない。俺はもっと暖かい心の繋がりでシッカリと結ばれ合った会社組織(仕事仲間)の中で、精一杯自分の力を発揮したいんだ!

 もうこんな所はゴメンさ!


    



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