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どう見ても違法な合法は果たして合法なのか?

もぐもぐと食べる彼女を見ながら、何を質問するべきかを必死に考える。名前、家出かどうか、後は何だろう?まあ、この二つだけでも聞ければいいか。見た目によらず大胆な食べ方だな。いや、年齢も聞くべきか?でも女性に年齢を聞くのは失礼な気がする。あぁ、わからない。どうしよう。とりあえず聞いてみるか。

「えっと、そういえば名前なんて言うの?」

「ふぅーふぃるふぃん」

「えっと、ごめんね。食べてるときに聞いちゃって。」

失態だ。食べてるときに聞くなんてマナーがないだろ常識的に考えて。一介の高校生がマナーなど持ち合わせているわけではないのだが、その辺は置いておこう。

「食べ終わるまで待つからゆっくり食べてね」

「ふぅん、わきゃっひゃ。」

数分で彼女は食べ終わった。よっぽどおなかがすいていたらしいパンを6枚も平らげてしまった。

「で、名前は?」「ルー・シルフィンです。」「えっと家出?」

「違います!絶対違いますそんなこと無いです!あるわけないですよ!!」

あぁ、これは家出だ。絶対そうだ。面倒ごとに巻き込まれなければいいのだが。どうしよう。彼女が口を開いた。

「ちゃんと目的があってきたんです!」目的かー。自立するとかかなぁ。年相応なのかもっしれないなぁ。どう見ても同い年から少し下の高校生だもんなぁ。

「結婚してくだひゃい。」え・・・?耳を疑った。頬をつねった。髪を引っ張った。

でも異常が無かったので、そうだ病院に行こう。頭に異常があるのだろう。こんな妄想をしてしまうなんて。あ、でも咬んでたなぁかわいい。現実逃避、それは次の瞬間ぶちこわされる。

「あの、返事は?」そこには大事なとこで咬んでしまって恥ずかしさのあまりに赤面して下を向いている美少女がいた。いやいやそんなことはどうでもいい。結婚?結婚って何だ?突然なんでそんな話になった?それにそういえばいきなり言葉が分かるようになったのは何でだ?あぁもうなんかどうでもよくなってきた。この期を逃したらもう結婚はおろか女性と付き合うこともできないだろうか・・・。引きこもりだし。

よし!覚悟を決めて結婚しよう!ってそんなことするかぁぼけぇ。えっとシルフィンさん何をおっしゃっているのですか?

「シルフィー!シルフィーって呼んで!」

ぷくーっと顔を膨らませてこれでもかと抗議してくる。とても16才とは思えない幼さがそこにはあった。

これはもしかしたら犯罪なんじゃないだろうか・・・。いや、ほんとに大丈夫か?

「シルフィー、どうして初対面の僕なのかな?」

「それはトウマがだいまほうつかいだからだよっ。」

恥ずかしさのあまり一瞬目をそらしてしまった。な、なぜそれを知っている。いや決して、ど、動揺などしていませんが。

視線を戻した先には、満面の笑みでじっとこちらを見てくる無邪気な笑顔があった。

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