浜辺の特訓
「おい、満、彩、朧お前ら浜行くぞ。準備しな。」
「はい。」
「先行っとくから来いよ。」
◇◇◇
浜に着いた…地獄か…まわりには真っ二つになったゴブリンが散らばっている。
「マスターどこですか?」
「ここだよ、ここ。」
「いたいた隊長、そこにいたんですか。」
「マスターと呼べマスターと。」
「別にいいじゃないですか。」
「マスターから言われてんだから、理解しろ脳無し女。」
「うっさ…」
言いかけたところで、マスターが割り込む。
「じゃあ、ちっと特訓すんぞ。」
「はい。」「ヘイ!」「わかりました〜」
体のまわりを魔力でおおう。マスターは地面に突き刺していた斧を引き抜き、朧は銃を構える。俺は腰から短剣を抜く。
瞬間、マスターが一瞬で10メートルの距離を詰めて弾き飛ばす。
「弱い弱い弱い弱い弱過ぎる。」
いやいや、あんたが凄すぎなんだよ…そもそも魔法鎧は守備力をあげるだけの技で、その結果鎧で殴る感じで攻撃力が上がるだけの技で、あって身体能力は何の補正もかからない。それでさらに、とても重そうな鎧まできている…身体能力半端なぇ〜相変わらず思ってしまう。
「神の薬」
擦り傷が塞がって、アザが消えていく。
「ありがとう彩。」
こんな時にも礼を言う俺って紳士だわ〜って思ってしまう。
「おい、満カバー早く。」
「わかった。水の機関銃」
手の中に水ができ、それを宙に投げると、わかれて相手に向かってマッハ2ぐらいのスピードでとんでいく。ドカドカドカ砂が舞い上がる。マスターは傷ひとつない…化け物
「雷の弾丸」
朧の弾丸がマスターに向かう。朧は作る弾丸という系統の魔法で好きな弾丸を作りそれに効果を着ける魔法である。俺は水の魔法水を好きな形にして戦う魔法である。朧の弾丸は途中で止まる。そして、電気を発した後落ちる。
「硬!相変わらずマスターの魔法は凄すぎ。」
「舌を出すな。噛むぞ。」
「げはっ」
朧が押し潰される。上には何もない…
「油断しすぎだ。」
何かにあたって吹き飛ばされる。たぶん、マスターの魔法である。マスターの魔法は知らない…15で学校を出て今年で4年目なるのに…教えてくれない。いや…教えてくれないが勝てば教えてくれるというがはっきり言って無理だ。まだ、本気も出していないだろう。
「神の薬、二人とも大丈夫。」
「大丈夫ですよ彩。」
「お前には心配されたくないな。」
「朧、あれいくぞ。水の渦」
「雷の弾丸」
マスターが水の渦に飲み込まれる…いけた。そこに、朧の弾丸がどんどん撃ちこまれる。痺れているところを砂浜に向かってうちつけた…砂が舞い上がり見えない。念には念をと水の機関銃をぶちかます。
しかし、傷ひとつない…わからない何かは壊したが、ごつい鎧にはばまれ攻撃が通っていなかった。
次の瞬間消えた…俺と朧は斧の裏で吹き飛ばされる。彩が傷を癒してくれる。
「お前らなかなかいい攻撃だったぞ。」
「ありがとうございます。マスター」
今回も結局はマスターの魔法はわからなかった。
不意に後ろからゴブリンが襲ってきたが、短剣で殺す…自分の手で直接殺すのは気持ち悪い。
その時、何か壊れる音がした…