第一の依頼
ドン、とマスターが紙を机に叩きつける。
「お〜めらこれから仕事すんぞ〜」
そう言って、タバコに火を着ける。
「何して〜んだ。早よう準備せんか。」
依頼 私を隣町まで護衛して下さい
契約金 50000カイン
依頼者 |皆川≪みなかわ≫ |葵≪あおい≫
◇◇◇
「男か女どっちだと思う。」
「女だろな〜まあお前よりはましだろうけどな。」
「うっさい。」
ごつんという音のあと朧が跳びはねる。
「帰れ暴力女。」
「流石にいまのは…そういえばマスターどこに行くんでしょう。堺ぐらいでしょうか。」
「あくまでも村なんだから奈良の方とかだろ。」
「てか、いつ来るんですか。」
「知らん待っておけ。」
◇◇◇
「あのーすいません。」
「あなたが葵さんですか?」
「はいそうですよ。」
男だったのか…
「では、どこまで行かれるのですか。」
「白浜までお願いします。」
「了解しました。」
町からでた。特に変わった事はない。しかし、逆に静か過ぎて気味が悪い。
「おい、お前ら魔法鎧を用意しな。」
「はい。」
次の瞬間、地面に影が出来た。上からゴブリン!×50匹
「気持ち悪!マスターやってもいいですか?」
「まかせたぞ、満」
「はい、水の渦」
そう言うと、満の手の中に水の渦が出来た。それを頭の上にかざすと、広がり落ちて来るゴブリンを飲み込み地面に叩きつけた。ぐちゃっと音がする。まるで、カエルがひきつぶされたあとのようだ。完全に油断していた。上からオーガに叩きつけられた。
「作る弾丸」
ものすごいスピードでオーガのこめかみを撃ち抜いた。ここで、意識が飛んでしまった。
◇◇◇
気が付くと、ベットに寝ていた。横には彩が寝ていた。逆向きに寝ているせいでパンツがまる見え。
いかんいかん…私は紳士である。煩悩をとりのぞき彩を起こす。
「ふにゃ。」
寝言か…可愛い。私は変態である。あ、間違えた私は紳士である。と考えていると彩が起きた。
「大丈夫。」
「ああ。ここはどこだ。」
「白浜だよ。このお荷物野郎。」
振り返ると朧がいた。今回の依頼は完全なお荷物になっていた…