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アベノマスクは少し小さい

作者: 弓 ゆみ太

20xx年世界は核、じゃなかったコロナの炎に包まれた




こんな冗談みたいなことが本当に起こるんだから世の中捨てたものじゃない




刺激的なものが嫌いじゃない俺だが、今ある重大な問題に直面していた。




それは阿部さんの口元のほくろが見れないということだ。




他人にとってはどうでもよいことに思えるかもしれないが、俺にとっては死活問題だ




それくらい阿部さんのほくろをのぞかせた笑顔は魅力的なのだ




それはコロナなんていう訳の分からないウイルスに




蹂躙されて良いものでは決してない。




みんながマスクを着けだした頃には、阿部さんの笑顔が見れなくて




別の意味で自粛して、またひきこもってやろうか、とも思ったものだ。




第二次オシャレマスク期と呼ばれる頃は本当に辛かったことを覚えている。




だが、そんな状況にも一筋の光明が見えた。




それは国の政策、もっと言えばかの国の首相が打ち出した画期的な配付物のことだ。




そう、言わずと知れた「布マスク2枚」のちに




「アベノマスク」と揶揄されることになる俺にとっては神のような物だ。




こんな素敵なものを揶揄する奴はどうかしている




俺は心底そう思っていた。




何でかって? 




そりゃあすこし小さいからさ。




マスクが品切れ気味なのも功を奏して、阿部さんはマスクをアベノマスクに替えた。




そこには阿部さんのマスク=アベノマスク、みたいなダジャレの意図も




含まれていたのではないか、と俺は1ミクロンくらい信じたい。




まあ、なにはともあれ、アベノマスクのおかげで俺は今日も




マスクからこぼれ出る阿部さんのほくろを堪能している。




アベノマスク最高!

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