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まさかのサプライズ

美奈と出かけることになった俊。そのあとにまさかのサプライズが待っていた。

「お、おう。そうだよな。よし、それ見に行こう!」

そういうと彼女は

「やったー!俊ちゃん大好き!」

と、言って俺に抱きついてきた。俺は少し恥ずかしくなって

「わかった。わかったから離れろって。」

俺が恥ずかしがってるのがわかったのか2人は

「あれ?俊が照れてる〜」

と言っておちょくってきた。居心地が悪くなった俺は彼女を連れて映画館へ向かった。


空の神兵

1945年当時、いや現在と言った方がいいかもしれない。現在活躍中の大日本帝国唯一のパラシュート部隊だ。

見てみると意外と面白かった。敵の領地に降り立った彼らは次々と敵を倒していくが、敵艦隊の攻撃により追い込まれていく。その危機を救ったのが神風特攻隊だった。

映画を見終わった俺はポップコーンが食べたくなり、美奈に提案してみた。すると

「ポップコーンて何?新しい敵戦闘機?」

とマジな顔で聞いてきたのでこの時代にポップコーンがないことを理解した。しかし美奈が

「私お団子が食べたい!」

と言ったので俺たちは近くの甘味処に入った。


「んー!美味しい!」

美奈はこれ以上ないほどの笑みを浮かべて、言った。続けて

「私、俊ちゃんと離れる前に一緒にここに来れてよかったよ。」

離れちゃうとはどういうことだろうか。

「お前、どっか行っちまうのか?」

俺が聴くと彼女は少し寂しそうな顔をして

「だって俊ちゃん特攻隊だもん。いつかは死んじゃうんでしょ?」

そうか。俺は特攻隊なんだ。いつかこの子のそばを離れないといけない日が来るんだ。

「でもまだ死なれちゃ困るよ。この子の為にも。」

ん?この子……?彼女はお腹をさすっている。

「え、子供できたのか…?」

俺が彼女にそう聞くと彼女は顔を赤くして頷いた。

「そ、そうか。じゃあそろそろ籍も入れないとな。

そういうと美奈は

「やったー!俊ちゃんとの同棲生活だー!」

と子供のようにはしゃいだ。

「バ、バカ。そんな大きな声で言うな」

すると彼女はいたずらな笑みを浮かべて

「何照れちゃってんの〜?」

と俺に言った後、真剣な眼差しで俺の手を握った。

「だから、この子が生まれるまで死んじゃダメだよ?」

彼女は口の前で指をクロスさせ、ばってんを作った。その仕草はとても可愛かった。

「わ、わかった。それよりお前のご両親に挨拶に行く日程を決めないと。」

俺がいうと彼女は頷き、

「じゃあこの日とかどう?」

美奈が示した日は俺も訓練がないようなので、了承した。

「じゃあこの日に決定ね。」

美奈がそう言ったときあたりは夕方になっていた。

「じゃ、俺基地戻るね。」

そういうと彼女は少し寂しそうに

「うん、じゃあね。」

といった。俺が歩き出すと

「俊ちゃん!」

と呼び止められた。俺が振り向くと唇にキスをしてきた。

「またね」

彼女は下を向いて帰ってしまった。俺がにやけながら基地へと帰っていくと島田と川合が真剣な顔をしていた。


読んでくださりありがとうございます。

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