未来
亜美加の家に来た俊。衝撃のラスト。
「お父さんとお母さんは一緒に死んだんだよ。特攻隊としてね。」
彼女の話によるとそのあと彼らは戦死認定を受けられず、靖国に祀られなかったという。
「だけど1989年にやっと認めてもらえてね。嬉しかったなぁ。」
彼女は懐かしむように言った。
「ちょっとおばあちゃん何言って….。」
「あなたは幸せでしたか?」
俺は亜美加の言葉を遮り、涙を流しながら聞いた。
「幸せだったよ。だって両親がとっても愛し合っていたんだからね。そうだ!これ持っていってくれ。」
そう言って渡されたのは俺が美奈に宛てた手紙と美奈が俺に宛てた手紙だった。
「俊ちゃんへ
私ノワガママ聞イテクレテアリガトウ。大好キダヨ。
山崎 美奈」
涙が止まらなかった。美奈、俺も好きだ。君に会いたい。
「なんか俊ちゃんが泣いてるところ初めてみたかも。」
そう言ったのは亜美加だった。
「そうか?」
俺がいうと彼女は頷き、続けて言った。
「私たちも幸せなカップルになろうね。」
「そうだな、美奈」
あ、まずい。やってしまった。俺は急いで逃げた。
「美奈て誰よー!」
亜美加が追いかけてきた。
「デジャブやー!」
美奈
そっちはどうですか?俺たちの子供は元気に育ってます。そして俺は−。君のお孫さんと付き合ってるよ。これからも命に感謝しながら生きていきます。
今までありがとうございました。




