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無の魔術師  作者: キリン
【第一期】第二章 「円卓」の合格者
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第九十九話

 拍手喝采の中、「円卓」の合格者は音も無くリングから消えていた。

「瞬間移動」の「魔法」を使いこなしているあたり、彼ら十人が「魔術師」と同等、いいやそれ以上の実力を持っている事は間違いない。そして、その事実は……。


(シガルレット・ココア……)


「魔術師」を凌駕するやもしれない実力を持つ「円卓」の合格者……それを難なく鎮圧する力を持つ教師陣は、それ以上の化け物だという事を示している。

 仮にも「円卓」の合格者であったクロウリーを、二度も秒殺しただけはある……という事だろうか。「瞬間移動」の「魔法」を難なく使う彼らにも驚いたが、その天才たちをその気になれば葬れるココアさんたち教師陣に驚いていた。


(ルナさんやオロボ先生は分かるけど……シン先生はどうなのかな。アヤマ先生はまぁ、「あの」アーサー王の子孫だし……)


 心の中で先生を格付けしてみる。マーリンが一位なのは確定、アヤマ先生が二位、オロボ先生かココアさんが三位、ルナさんは何となく四位な気がする。シンさんは申し訳ないが最下位だと思う。

 またココアさんに心読まれないと良いなぁ……そんな事を思っていると、再びルナさんの声が「闘技場」に響き渡った。


『続いて、学長のお話です……生徒は全員、起立してください』


 静寂に包まれていた「闘技場」が少しだけざわつく。いよいよ「魔法」の親玉であるマーリンのお出ましだ。




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