表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無の魔術師  作者: キリン
【第一期】第三章 決闘
110/229

第百十話

「……」


 授業が終わった。

 特に感想は無い、ただただつまらなかった。


 魔法式は知っている物ばかりだ、なぁにが世界最高峰……伝説に語られる「魔法」を復元し、まがい物を見せられている気分だった。僕だったらもっとマシな魔法式を立てられる。

 術式も同じだ。効率もクソも無い、この世界の頂点で踏ん反りがえっている「魔術師」共が、一体どれほど無駄な魔力を使っているのかが目に見える。


 笑いを堪えるのに必死だった。――失望でしかない、新しく学ぶことも尊敬できることも、何一つ存在しない……あるのは慢心と封建的な教育理念。我欲に満ち溢れたアーサー王伝説と何も変わらない。


(……ダメだ、いったん外に出よう)


 折角の中休みを愚痴と失望で終わらせたくない。そう思い、僕は席を立ちあがろうとした。


 そこで、気づく。

 教室の外。廊下……人の声がたくさん聞こえる。ドアでは心配そうな顔をする生徒が数名。廊下の奥で杖を出す生徒が数名……。

「キャメロット大学」校内において、教師以外が「魔法」を使う事は絶対に禁じられている。杖を懐から出さないことが義務化されるほどで、いかなる理由があっても使用することは許されない。(教師の許可があれば限定的な使用が許可されるが)


 そんな校則があるにもかかわらず、あの生徒たちは杖を持っている……今にも「魔法」を使いそうだった。


 ……嫌な予感がする。席を立ちあがり、メリケンサックを手にはめる。おそるおそる廊下の外に出た。


 そこには、ソロモンと……ソロモンの首を占めるリュウ=アルビオンがいた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ