のもけばのしろごとひ
読みづらいかもです。
おかあさんも、おとうさんも、わたしのことをたたいてる。わたしがわるいこだから、しつけなんだって。いたい、とってもいたい。でも、おかあさんも、おとうさんも、ほんとうはやりたくないんだよ。でも、わたしがわるいこだからいけないんだ。ともだちをつくっちゃだめなのも、わたしがわるいこだから…
「きみは、みためはこわいけど、いいこなんだね。」
だって、わるいこならともだちをつくれるはずないし、こんなにやさしく、わたしのはなしをきいてくれるわけないもん。
「ねぇ、きみはどうおもう?」
ーーー
「おかあさんも、おとうさんも、わたしはあいしてるから。」
でも、おかあさんも、おとうさんも、わたしのことをぶきみだっていうんだ。
あざだらけになってもわらっているよ。だって、あいしてるから。
あいしてる、アイしてる、アイシテル、アイシテル、アイ*テ*、*****
「こころもからだもボロボロになっていくけれど、きみがいてくれるから、まだがんばれるよ。」
ねぇ、きみはどうおもう?
ーーー
うれしいな、うれしいな、おかあさんがわたしとはなしてくれたの。おとうさんは、わたしをつつみこんでくれたの。おとうさんのたいおんってあったかいな、ひとってこんなにあったかかったんだね。でも、すぐにつめたくなっちゃった。なんでだろう。
「きみはどうおもう?」
ーーー
「ねぇ、これをもってかえったら、おかあさん、よろこぶかな。こんなにきれいなもの、はじめてみたよ。…… やっぱり、だめかなぁ。
きみはどうおもう?」
ーーー
ほんとうは、きづいていた。きみがほんとうはそんざいしないことを。だれもいないところにはなしかけているわたしを、おかあさんも、おとうさんも、こわがって、おいだした。
「あはは、ねぇ、きみはどうおもう?」
死期が近い子供の前に現れるそいつは、いつしか゛ひとごろしのばけもの゛とよばれていた。