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ハイクオリティメモリーズ  作者: 田原アユミ
1/1

0,モノローグ

退屈だ。


窓の外は私の気分とは裏腹に、綺麗に整った景色だった。

「本当に気持ちが悪い。」

四月のある日の景色だった。

暖かな色と溶け合う桜は、次の瞬間風に摘まれて飛んでいく。

蒼一色のように見える空は、きっと昨日の大雨が連れてきた。

「どうして。」

もう随分と花弁の密度は減って、近くに行けば葉の頭も見える。

次にもっと強い風が吹いたら、きっともう何も残らない。

残らない。

そしてまた春を待つ。季節は知らないうちに回る。

「どうしてこんなにつまらないんだろう。」






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