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創造神様の日常1

『チートあるけどまったり暮らしたい 《転生人生を楽しもう!》』のサイドストーリーです。

ハチャメチャ創造神目線です。

 


『お前は死んだから転生させる』

「うへ、俺死んだの? ----転生って・・・チートきた~って感じですよね?」

『いや、チートなんてやらんよ。てか、転生させてやるんだからそれで満足しろや!』

「ええぇぇぇぇぇぇ~」

『うるせーよ。送るからガンバレや』


 まったく最近は転生チートだとかウザイ事をぬかす奴が多くて困るぜ!

 次は魔族への転生だな。


『お前は死んだから転生させる』

「へ? 転生チー『うっせーよ!』」

『予定変更だ、お前ゴブリンな。魔物けって~い。ハイ次!』


 地球の転生知識って言うのはどうなっているんだ。

 昔は「あ、神様ですか?お会いできて光栄です!」とか、土下座して黙して全て受け入れるとか、してたぞ!もっと俺をリスペクトしろよな。

 俺は創造神様だぞ!


『お前は死んだから転生させる』


 毎回同じ台詞も飽きたな。


「やっぱり死んでしまったんですね。貴方様は神様ですか?」

『そうだ、俺は創造神だ。お前をエルフに転生させてやる』

「有難うございます。宜しくお願いします」


 ふむ、最近の若い者にしてはチートだの何だの言わんな。

 よし、能力プラスと魔法適性を1属性追加してやろう。


『転生したらしっかり生きて行くんだぞ』

「はい」ペコ


 今日は疲れたな。


『おーい、今日はこれまでだ。後はお前たちでやっておけ』

『創造神様、まだ3人目です。100人くらいは捌いてくださいよ』

『そうですよ、創造神様がサボるせいで僕達の負担が増えるんですから、しっかり仕事して下さいよ!』


 チッ

 五月蝿い奴らだ。

 俺の一部から出来ているんだから黙って働けよ。


『『創造神様?』』

『・・・解ったよ、10人な』

『『100人ですっ!』』


 は~、何で俺が働かなきゃならんのだ。

 次は、豚。次、ヒューマン。犬。オーク。猫。ドワーフ。インプ。マーメイド。地獄行き。エルフ。下級悪魔。俺の肩揉み100兆回。蚊。天人。シーサーペント。風の妖精。不細工王子。リザードマン。闇の精霊。勇者と思い込んでいる奴。筋肉達磨。・・・・あとどれだけ残っているんだ?


『創造神様、真面目にやって下さいね!』

『へ~い』


 真面目にやってるじゃん!


『魂1000個の転生作業終わったので帰りま~す。お疲れ様でした~』


 何だと!

 俺が働いているのにあの女神め・・・降格してやる!


 次は小人っと。

 次のお前は・・・ん?


『お~い、こいつ肉体持っているぞ。誰だよこんなの寄越したのは!』

『あれ、何でこんな子が?ちょっと調べてきますね』


 う~ん、イレギュラーだ。

 だが、俺は創造神様だから慌てないのだ。

 よし、コイツは肉体を赤ん坊に変換しこのまま送ってしまえ。


『お前はこのまま送ってやる。向こうでガンバレ!』


 ふ~働いた、働いた。

 今日はここまで!

 働きすぎは良く無いからな!


『あれ?先ほどの肉体を持った魂は?』

『あれならもう送ったぞ』

『えっ?何てことを!』


 何でそんなに驚くんだよ?


『創造神様、肉体を持った魂をそのまま送ったら魔神化してしまいますよ!』

『あ、忘れていたよ。ははは・・・』

『忘れていたって・・・3回目ですよ・・・』


 まぁ最近はやってなかったからね。


『気にするな。魔神化したって善神かもしれないぞ。それに悪神だったとしても人類が壊滅寸前まで行ったら守護神の誰かを送るからさ』

『・・・魔神に殺された者の魂が増えるので転生処理の数が増えますが、創造神様が全て対応して下さいね!』

『やっぱ気にしなきゃね!守護神を送ろう!』

『そうですね・・・あれ、何処に送ったのですか?』

『ん?あ、しまった!体を赤ん坊に変換したから暫くは魔神を感知できないや・・・え~っと、送った所は・・・記入し忘れました・・・すみません』

『まったく・・・では念のために勇者を送っておきますか』

『あ、そうだね!今直ぐ魔神討伐用の勇者一行の魂を送ろう!』

『まったく・・・4人分の魂に魔神討伐の力を与えて転生させて下さい』

『おう、4人だな!安全を考えて10人位送っておこうか!?』

『止めて下さい!バランスを考えて下さい!』

『はい・・・』


 そんなに目くじら立てて怒らなくても良いのに・・・皺が増えるぞ?


『何か言いましたか?!』

『な、何も・・・』


 兎に角、4人分の魂を見繕って・・・仲間属性にして・・・勇者君と・・賢者君と・・剣聖ちゃんに・・あと何にしようかな・・・面倒だからこれで良いや。えいっ!


 

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