暗躍
作者の体調不良により
一週間投稿できませんでした。
本当にごめんなさい。
体調も立て直したので、
これからも頑張っていきます。
_SIDEフィーヤ_
薬屋の奥からスッと影が出てきた。
影は鷲鼻の老婆であった。
妖しげなローブを身に纏い、
ねじ曲がった杖を持っていた。
まるで、毒リンゴでも渡しそうな
あまり良い雰囲気の人では無い。
(大丈夫!恐そうだけど、きっと良い人だよ)
「お嬢ちゃん達、ここに何のようだい?」
「私達は切れた薬を買いにきたのですが。」
迫力の有る声に少したじろいだが、
なんとか言葉を返すことができた。
「ほぉ。・・・ん?よく見ればその顔・・・。」
突然じっと見つめてきた。
(えっと・・・、どうしたんだろ・・・)
「やはり彼らの供か。
のお、お嬢ちゃん、ちょっと来てくれるか?
そこのスライムは待ってくれると嬉しいのぉ。」
「えっ、あの、どうしてですか?」
「つべこべ言わずにこっちへ来ればええ。」
ぷるるー!!
(えっ、どうしたら・・・)
そうこうする内に、老婆が手をつかんできて、
混乱するままの私は連れ去られてしまった。
_SIDE空雅_
「あっ、あっちにもなんかある!」
心が路地裏の方を指差した。
「いや、明らかに怪しいだろ。
路地裏なんか危険なんだからな。」
路地裏のボロい露店。
販売している人も襤褸布のような人だ。
「分かってるけど、う~。」
むくれる心。
「おねえたん、我慢するー。」
なだめる桜。
(なんか逆な気がするがな・・・)
「ほら、あっちにも面白そうな店あるぞ。」
「ほんとだ!いこいこ!」
すぐに機嫌を直して、次なる標的へと向かった。
(俺、大丈夫かな・・・)
割と真剣に自分がボロボロになる未来が
みえたので、言いようのない不安を感じた。
_SIDE???_
「こちらでも確認できました。
グロスの報告通りです。」
「そうですか。では、引き続き
新たなる者たちの監視をお願いします。」
「はっ。仰せのままに。
しかし、露店の方はやめてもよろしいのでは?
正直、必要ないかと。」
「そんなことはありません。
町に溶け込んでこそです。」
「分かりました。
ではまた、何かあったら連絡を入れます。」
「ええ、頑張って下さい。」
(はぁー。いつか絶対にあいつ泣かしてやる!
はぁぁ~。もうやだ・・・)




