ゴブリンとの遭遇
水曜日の分です。
ギヒャヒャヒャ
「なんだ?!」
「これは、もしかしてゴブリン?」
「ゴブリン?」
ゲームなどでよく聞く魔物の名前だ。
「たまにガリンゴを求めて、
森の中に入って来るのです。
私も二回ほど聞いたことがあり、
今の声が非常に似ていたので。」
こないだの、いや昨日の一連の
闘いを経たガリンゴが話にのぼった。
「ガリンゴを求めて、戦でもするのか?」
それぐらいしか思いつかん。
他にまさか、友好の為などは、
いくら何でも有り得んだろう。
ガリンゴ並なのが居るのなら、
気を引き締めていく必要がある。
「いいえ、ゴブリンはガリンゴを
食べるのです。踊り喰いです。
ですから、動けない母体の為に
親衛隊のようなものが出来たのでしょう。」
ゴブリン・・・、ガリンゴを喰らえる存在。
すなわち、ガリンゴより強い・・・。
「そいつがここに・・・、おい、
冗談抜きでまずいんじゃないか・・・。」
俺はさーっと血の気が
引いていくのが分かった。
「そうですね。私、
三人を起こしてきますね。」
「ああ、頼む。」
ドタドタッ ドタドタッ
とても嫌な音がする。
遠くから徐々に近づく足音は、
1つではなく3つのようだ。
「糞ッタレが。」
ギヒャヒャヒャ
不気味な笑い声が木霊する。
「あれが・・・。」
まだ日も明けてないが、
既に互いの姿が確認できる距離になった。
俺は冷や汗をかきながら、
皆が駆けつけてくれるのを待っていた。




