風呂の中で・・・(桜のターン)
火曜日分です。
ずっと抱き締めてくる桜。
かれこれ10分くらい
抱きすくめられている。
ときどき体を擦り付けてくるので
とっても心臓に悪い。
「桜。」
「だ~め。今日は離さないもん。」
いつもならこんなに我が儘を
言って甘えてくることはない。
やはり、今日のことが堪えたのだろうか。
不安な気持ちを抑えて、頑張ったことに
俺は無性に褒めてやりたくなった。
(まあ、恥ずかしいからやんないけど。
ただ、頭撫でるくらいなら)
そう思い、ゆっくりと桜の頭を撫でた。
「おにいたん?
くすぐったいよ~。」
ずっと頭を撫でていると、
どこからかじっーと視線が
注がれてくる。
「おにいたん。」
「ん?どうした?」
「あのね、さくらはやっぱり
おにいたんのことが大好きだよ。」
「桜?」
「だからね・・・。」
そう言いながら桜は身体を
俺の下腹部に押し付けてきた。
「桜。ダメだ。分かってくれるよな。」
「・・・わかってるよ。
でも、分かりたくないの。」
「桜・・・。」
「ぅ~~。
あ~もう。だめー!」
ジャッパーン
俺と桜が良い空気になっていると
大きな声をあげて、湯船に
飛び込み、間に割って入ってきた。
「さくら。今日ぐらいは良いかなって
思ってたけど、流石にやりすぎ。」
(おっ、珍しくまともなこと言うな)
そう感心していると・・・。
「そんなことしていいのは、
こころだけだからね!」
(俺の感心返せ・・・)
やっぱり案の定だった。
俺、このまま浸かっていて
大丈夫なんだろうか。
半ば本気で心配になってきたのだった。




